喜んでくれていたよね?
私が流産していることを知ったとき、初めての妊娠で不安だったので夫に健診に付き添ってもらいました。そして先生から、赤ちゃんの心臓が止まってしまっていることを伝えられ、私はその場で泣き崩れました。診察室を出ると、そんな私に向かって夫が「俺、来る意味なかったじゃん」と言ったのです。その言葉があまりにショックで言い返す気にもなれず、ただただ泣いていました。
それからしばらくして上の子を妊娠。そして無事に出産したのですが、そのときも夫は「夜中に起こされて眠いから俺はいい」と立ち会ってくれず、車に戻り、寝ていました。それからまたしばらくして、下の子を妊娠・出産。無事に生まれた報告をしたときには「はーい」とだけで他に何の言葉もなかったのです……。
育児にはあまり協力的ではない夫でしたが、妊娠には喜んでくれるので、下の子が生まれて育児がもっと大変になれば変わるかもと期待していました。しかし、出産後の夫の反応に期待を裏切られ、ショックでした。
さらに、私が2人の子どもにかかりきりになると、夫はマッチングアプリを始めて、若い女の子と会おうとしていたことが発覚……。
これにはもう、ショックとかではなく、子どもに対して「こんな父親でごめん」という申し訳ない気持ちのほうが大きかったです。これからは子どもたちのためにも、我慢せずに夫にやめてほしいこと、父親として責任感を持ってほしいことなどをしっかりと伝えて、それでも改善せず子どもたちに悪影響が出るようであれば、離婚してシングルマザーになろうと考えています。そのときのために子育てと両立しながら働ける環境や、ひとり親が利用できる制度を調べるなど準備もしています。
著者:鈴木 花/30代・女性・パート事務。1人目の子には会えなかったけど気持ちは3児の母。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)