夫の性別に対する驚きの意見
「双子妊婦には安定期はない」という言葉をネットで見てから、常に不安な気持ちが私にはありました。この命を守らなければと思いながら過ごしていた日々だったので、健診は双子たちがちゃんと元気に育ってくれている、大丈夫だと自分自身に安心感をもたらすものでした。
双子たちは問題なく、すくすくと育ってくれて、ある日、「次回の健診で性別がわかるかもしれない」と言われました。
次回の健診で性別がわかるかもしれないと夫に話をすると、「男2人だったらどうしよう」と言い出しました。私は健康に生まれてくれたら性別はどちらでもいいと思っていたので、夫のこの発言にはびっくり。
性別がわかるかもしれない次回の健診に行くのが、私は少し怖くなっていました。
生まれてきた双子たちの性別は…
そして、出産予定日より2週間早く帝王切開で生まれた双子。麻酔をされ意識がもうろうとする中わが子たちが生まれたのですが、「女の子でしたか?」と確認せずにはいられませんでした。
「元気な男の子と女の子ですよ」と看護師さんから伝えられ、ほっとひと安心したのかその後の記憶はほぼありません。起きたときは病室にいました。
病室で出産を振り返ると、性別は気にしていないつもりでしたが無意識に確認していた自分に笑え、何事もなく双子を出産できたことに安堵しました。出産報告を夫にし、性別も伝えると、無事に生まれてくれてよかったという反応。性別に対しては何も反応はありませんでした。結局夫が不安がっていた男の子2人ではなかったというのもあるかもしれません。ですが、わが子となれば性別にかかわらず、夫自身、いとおしく感じたのではないかなと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:野中 まゆ/30代女性/2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)