豪雨:実はこわい「下水の逆流」
ひとたび豪雨が起きると、浸水を始めとする「水害」の発生リスクが高まります。しかし、自宅が浸水しないからといって安心するのはまだ早いです。
大雨が起きると、下水管がいっぱいになり自宅内の排水口が逆流する可能性があります。
トイレ・キッチン・お風呂場のほか、洗濯機の排水口からも下水が水があふれることがあるのです。
「家が下水まみれになってしまう……」想像しただけで恐ろしいですよね(泣)。
浸水とは異なり、2階以上のマンションでも起こりうる被害です。
豪雨のときなど、急激な水位上昇で下水管が満水となり、下水が逆流してトイレや風呂場、洗濯機の排水口などから水が吹き出ることがあります。その場合は、ビニール袋に水を入れた「水のう」を置くと効果があります。台風の接近に備え、まず「できることから始めて」被害を防ぎましょう。 pic.twitter.com/oZ9i8OEtrZ
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 14, 2024
そんなときに試してみたいのが、2024年9月末現在・フォロワー110万人の警視庁警備部災害対策課の公式X(旧Twitter)が投稿したポスト。
自宅にあるもので簡単に重しになる「水のう」を作り、下水の逆流を防ぐことができるんだとか……!
警視庁警備部災害対策課「水のうで排水口の逆流を防ぐ」方法
用意するのは、ビニール袋だけ。水を入れて使うので、穴があいていないか必ず確認しましょう。
ビニール袋を2、3重にして……。
袋の中に水を入れます。水の量は袋の半分くらいが目安です。
袋の口をしっかりと、かたく縛ったら「水のう」の完成です!
豪雨が起きたときは、洗面台の排水口や……。
浴室・キッチンの排水口に水のうを置くと、逆流した水が吹き出すのを阻止できます。
トイレに水のうを置く場合は、大きめのビニール袋をかぶせた上に置くと効果的です。
いざとい時のために「知っておく」ことが大切
突然の豪雨や台風が発生したときは、水のうを備えて被害を最小限に抑えましょう。
前述のXの投稿には「下水が室内に入ってくると耐えられないのでこんな文はとても役に立つ!!」などの多くの声が寄せらせています。
知っていれば家にあるもので対策できることは多いもの。
被害が発生する前に知識を増やしておきましょう。