朝食を食べるより睡眠を優先する夫
新婚当初から、夫は朝食だけは食べてくれません。メニューは目玉焼きとサラダ、ご飯をワンプレートのお皿に乗せたものです。簡単なメニューですが、せっかく作ったものを拒否された私はとても落ち込みました。
私が「朝ごはんができたよ」と言って起こしても、夫は「朝食を食べるよりも仕事に行くギリギリまで寝ていたい」と言って、寝室に帰ってしまいます。
たしかに「仕事で疲れるから朝はギリギリまで休んでいたい」という夫の主張は理解できます。しかし、夫は仕事の日だけでなく、休日も同じように朝食を食べないのです。
私はわざわざ毎朝早起きするのが馬鹿らしくなり、いつの日からか夫に朝食を準備することをやめました。
子どもが生まれても夫に変化なし
数年後、私たちは2人の子どもに恵まれ、毎日慌ただしく過ごすように。朝は2人の子どもを起こし、朝食を食べさせて幼稚園に送り出してから、それぞれ仕事に向かわないといけません。
しかし、夫は子どもたちの身支度にまったく協力せず、相変わらずギリギリまで寝ています。やっと起きたと思ったら、自分のことだけ済ませてさっさと仕事に行く夫。
「それはないだろ」と私は思いつつ、朝から夫と喧嘩をするのも嫌なので、ここである対策を考えました。
夫に喝!ではなくコーヒーを出してみた
それは、コーヒーを入れることです。朝食を食べない夫ですが、コーヒーくらいは飲むだろうと思った私。
ある日の朝、私は「コーヒー入れたから起きたら?」と言って夫を起こしてみました。すると、夫は「わかった」と言って、すぐに寝室から出てきたのです。
夫いわく、コーヒーを飲んだら目が覚めるよう。私が「コーヒーを飲んだら子どもたちの身支度を手伝ってくれる?」と言うと、テキパキと動いてくれました。
ケトルでお湯を沸かし、コップに注ぐだけで簡単にできるインスタントコーヒー。朝食を準備するよりラクに準備することができ、夫はコーヒー1杯でテキパキ動いてくれるようになり、私としてはとてもハッピーな結果です。これからも毎朝、インスタントコーヒーで夫を起こしていこうと思います。
著者:都 うめこ/30代女性・2017年生まれの男の子、2019年生まれの女の子を育てるママ。転勤族の夫に帯同しながら、ライターとして公園レポートや子育てのエピソードを執筆している。
作画:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)
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