「カーディガンを腰に巻かないで！」担任から注意を受けても小学生だった私が隠したかったものとは

小学校高学年のころです。ある日の授業中、ズボンになにか違和感を覚えて手で触れてみたところ、指先に血がつきました。生理が始まったんだ！と気づき、どうしよう……と悩んでいたとき、先生から「全員ノートを教卓まで提出しにくるように」と指示があり、起立しなければならないことに。

 

とても焦り、なんとか先生に事情を伝えなければと、カーディガンを腰に巻いてズボンの汚れを隠しながら先生のところに向かいました。先生から「カーディガンを腰に巻くのをやめなさい！」と注意されましたが、「生理なんです……」と小声で伝えると察してくれたようで、「保健室に行きなさい」と言ってくれました。

 

その後、保健室で着替え用のズボンを借りることができ、トイレで生理用ナプキンを替えてから、授業に復帰しました。

 

 

この出来事がきっかけで、次にいつ生理がくるか気にするようになり、生理予定日が近づいてきたら、事前にナプキンや予備の着替えなどを用意しておくようになりました。

 

 

 

著者：中村いちか／30代女性・結婚2年目で0歳の子どもを育てる主婦。アニメを観るのが育児の息抜き。
イラスト：ののぱ

監修：助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科（助産学専攻）卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年8月）