「みんな大事なんだよ!」娘がズバッと成敗!
年上の知人と10年ぶりに再会。幼いころ家が近所だったため仲良くなり、気軽に話せる仲だった知人。それぞれ社会人になり実家を離れたため会うことがなかったのですが、実家に帰省した際に偶然再会したことを機に遊ぶことに。
そして約束をしていた当日、初めて3歳と1歳の娘たちに会わせたときのことです。知人は男の子3人のママ。久しぶりの再会で話も盛り上がり楽しくなってきたころ、子どもの話になったとたんに知人が「次こそは男の子を作らないとね!」と大きな声で言ったのです。今時そんなこという人いるんだ……と呆気に取られながらも「娘たちに囲まれて幸せですよ」と冷静に返答しました。しかしそれでも知人は「男の子が生まれるまで頑張らないとね。今は産み分けの方法がネットにも載っているから試してみなよ」とまで言うのです。そもそも3人目が欲しいとも言っていないのに、前のめりに男の子の出産をすすめてくる知人にげんなり。
すると長女が「男の子も女の子も関係ないんだよ! みんな大事なんだよ!」と知人にズバッと言ってくれたのです! 子どもからの純粋な発言に驚いたようで、言葉が出てこない知人。数秒後にやっと「そ、そうだね……」とだけ言い、私は心の中で「娘よ! ありがとう」と叫びました。
その後、「男の子を産まないと」と言ってくることはなくなり一安心。娘の発言を聞いて、性別は関係ないと改めて感じることができ、娘の成長にも感動しました。今後も娘たちが偏見を持つことがないよう教えていこうと思った出来事です。
著者:矢田むぎ/40代・主婦。3歳と1歳のおてんばな姉妹を育てるママ。自分に合った「頑張りすぎない育児」を考え毎日にぎやかに過ごしている。家族が寝静まったあとのひとり時間が大好き。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)