夫に助けを求めたら…
約30年前のある日の夜、1番上の長女が夜に熱を出してしまいました。40度近い高熱で、氷枕で冷やしても一向に熱は下がりません。夫はその日は飲み会があり、家にはいませんでした。
下の子どもたちをなんとか寝かしつけたあと、私は長女を病院に連れて行きたいと思い、下の子どもたちの面倒を見てもらえるよう、夫に電話して頼むことにしました。
当時は今のように携帯電話やスマホが普及していなかったため、夫が飲んでいる行きつけの居酒屋に電話をした覚えがあります。店主さんから夫に繋いでもらい、「長女が熱を出したから帰ってきてほしい」と訴えたのですが……夫は「俺が帰っても熱が下がるわけじゃないだろ。弟たちはどうせ朝までぐっすり寝てるだろうし、俺が面倒見なくても大丈夫だろ。じゃあな」と言い放ち、一方的に電話を切ったのです。
夫は普段から育児にほとんど関わってくれません。あまりのひどい態度に、「この人を頼ろうとした私がバカだった」と思いました。
今後、この人にはいっさい頼ることをやめよう……と心に決めた瞬間でした。その後、私はより精神的に強くなり、夫に頼ることなくひとりで3人の子どもたちの育児をこなしました。今から30年ほど前の出来事ですが、いまだにあのとき感じた夫への怒りを覚えています。
著者:もかちんのママ/60代女性・成人した3人の母です。
作画:ちゃこ
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