トイレトレーニングという言葉を聞いたことがあるけど、いつどのように始めるのか分からないというママも多いと思います。ここでは、トイレトレーニングを始める目安のタイミングや、トイレトレーニングの方法についてお伝えします。
トイレトレーニング、いつから始めたらいいの?タイミングは?
【トイレトレーニングを始める目安のポイント】
・「歩行ができる」
・「お座りが一人で安定してできている」
・「かんたんな意思疎通ができる」
・「おしっこの間隔が空いてくる」
歩行、お座りが一人でできることで、トイレに自分でスムーズに行くことができ、お座りが安定しているとトイレやおまるで座ることも可能になってきます。また、かんたんな意思疎通ができるというのは、「トイレに行く?」や「ちょっと待っててね」など、周りからの投げかけに反応でき答えられるという状況を指します。
待つということは、我慢することに繋がります。排泄をしたい気持ちを抑えて我慢できるようになると、トイレトレーニングもスムーズに進みやすくなります。また、おしっこの間隔が空くというのも重要なポイントです。
子どもの膀胱の大きさの成長や発達により、おしっこを溜められるようになってくると、おむつが濡れる間隔が長くなります。目安としては排泄の間隔が2〜3時間空いてくると、トイレトレーニングを始める良いタイミングと言えます。
トイレトレーニングの方法とは
トイレレトレーニングの方法の例を紹介します。
1.トイレに対する興味を持たせる
トイレにスムーズに行くために、まずは子どものやる気スイッチをオンにしてあげましょう。
絵本や映像(音楽)など、視覚、聴覚から入ってくるものは、子どもも受け入れやすく効果的です。カラフルな色のものや、お気に入りのキャラクターなどがでてくる絵本、映像(音楽)がおすすめです。
そのほかトイレに入りやすくするために、好きなキャラクターを置いたり、トイレに座れたらシールを貼るなど、子どもにとってワクワクする環境を作ってあげるのも良いですね。
2.トイレに行くタイミングを手助けする
子どもはどのタイミングで言えば良いのかまだわかりません。排泄の間隔が空いてきているのであれば、前の排泄から2〜3時間空いた頃にこちらから一度声かけしてみましょう。
子どもが「出ない」と言っても、嫌がらないようであればトイレまで連れて行ってみることもポイント。子どもにとってイメージできることがやる気に繋がります。
ただ、こちらが声かけしすぎるとトイレに行きたがらなくなってしまう場合もあるので、ほどほどに。あくまでもちょっと手助けをするくらいに気軽に考えましょう。
3.トレーニングパンツを使う
トレーニングパンツはおむつと違い、おしっこが出た!という感覚や濡れて気になるという感覚を覚えます。
トレーニングパンツを履くことで、トイレでしたいと思う気持ちが芽生えたり、おむつからパンツという少しお兄さんお姉さんになったような特別な気分になることも。
「トイレで◯回でるようになったらこの前買ったパンツにしてみようか!」など、目標を決めて家族で取り組むと、お子さんも楽しんでトイレトレーニングできるのではないでしょうか。
医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※参考:ベビーカレンダー「トイレトレーニングのタイミングはいつ?やり方のコツや練習方法、おすすめグッズを紹介」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/924 〉
トイレトレーニングの体験談
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おしっこの間隔が少し長くなってきた頃に便器にかぶせるタイプのプーさんがついた便座を購入。出なくてもいいから、とりあえず脱がせて何度も座らせてみました。「プーさん可愛いね~」「上手にできたらプーさん嬉しいって」って言って、トイレに行ってプーさんに座る気持ちをまず育てました。布おむつも可愛い物を多めに用意して、失敗しても絶対怒りませんでした。でもほとんど保育園にお任せでしたね。なるべく家でも頑張ろうって思ってたけど、正直疲れてるから休みの日はゆっくりしたいし…。保育士さんも言ってましたが、成功した!って思っても必ず一回はまたもとに戻るから焦らず子供のペースに合わせてあげてください。私もダメならだめでいいや~位の気持ちでトレーニング中ですが、段々とお昼寝もパンツで大丈夫、夜はオムツですが今日は濡れてない!って日が増えてきました。(Rimさん)
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娘は1才9か月で保育園へ行き始めました。最初はもちろん紙おむつでしたが、徐々にトレーニングパンツ+中に布おむつでトイレトレーニングをはじめ、最初は失敗することがほとんどでしたが、保育園の先生方にも協力してもらい、徐々に失敗の回数が減っていきました。最初のトレーニングパンツは3層や4層ではなく、6層の分厚い物+布おむつを中に敷いておくと、おもらしが床までいかずに便利だと思います。(あっちママさん)
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下の子が産まれるので、長女は2歳4ヶ月の頃(夏)にトイトレを始めました。トイレに行くのを嫌がるので、可愛くデコしたり、おもちゃを置いたり、座っただけでシールを貼らせたり、あの手この手で「一度目の成功」を目指しました。最初はうまく行っていたのですが、成功したり失敗したりと、一進後退の日々。なかなか進まない現状に、だんだん感情的になってきて、怒ることが多かったと思います。「これじゃいけない!」と思い、「来年でもいいかな」と思って半ば諦め、とりあえず程度に続けていたら、その後1ヶ月くらいでオムツ取れました。私の肩の力が抜けて、雰囲気が和らいだのが伝わったのでしょうか。一度諦めてみるのもいいと思いました。(すなふきん♪さん)
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息子が1歳6カ月のころ、たまたま実家に里帰りしていたときのことでした。実母に「あなたは2歳になる前におむつがはずれたよ」と言われました。それまで私はトイレトレーニングはまだ先の話だと思っていたのですが、そろそろ始めるべきなのか?と思い、家に戻ってから早速練習を始めることにしました。幸い、息子はトイレに行くこと自体は嫌がりませんでした。「朝起きてすぐにトイレに連れていき、便座に座らせる」ということを続け、通常のおむつから「モレずにおむつの10倍ぬれた感じを実感!」が謳い文句トレーニングパンツ「トレパンマン」に替えてみました。ところが、息子の場合はおしっこが出てもまったくの無反応。「トレパンマン」で濡れる感じがわかってきたら、布のトレーニングパンツに替えよう、という私の計画は変更を余儀なくされました。この段階で布のトレーニングパンツに替えた場合、濡れる感じはわかってくれるかもしれませんが、掃除・洗濯が大変になります。面倒くさがりの私はなるべく楽をしたくて、思いきってトイレトレーニングを一時中断すること。再開したのは、2歳6カ月を過ぎ、ある程度言葉で意思疎通ができるようになってから。その後は何度か失敗を繰り返しながらも、トイレトレーニングは順調に進み、3歳を過ぎたころには昼間のおむつは卒業できていました。おむつは、その子自身に合った時期に必ずはずれるものだと思います。トイレトレーニングがうまくいかないときや失敗したときにイライラしてしまうくらいなら、一度中断してみるのもありかもしれません。ママが笑っていられるほうが、何ごとも順調に進むことが多いように思います。(上杉芽生さん)
いかがでしたか。トイレトレーニングがうまくいかないときや子どものやる気が出ないときはおむつに戻るなど柔軟に対応して、ママが焦らずにおおらかな気持ちでいることがトイレトレーニングが順調に進むコツのようですね。これからトイレトレーニングをはじめるママやパパは、ぜひ子どものこころと体をよく観察して進めてあげてくださいね。