近所から「子どもの泣き声が頻繁に聞こえる」と通報があり幸太郎くんの自宅に警察が……。祖母と話をした後、幸太郎くんも警察と話をすることに。
暴力を振るわれていないか、つらいことはないかなど次々と聞かれる幸太郎くん。最後に身体を確認させて欲しいと言われ服を脱ぐと、アザだらけの幸太郎くんを見て衝撃を受ける警察官。幸太郎くんは「僕が言ったらおじいちゃんとおばあちゃんは捕まっちゃいますか……?」と泣きながら言うのでした。
学校にはバレていない?
翌日、自分が学校に行くことで「問題なんてなかったと思ってもらえるはず」と考え、久しぶりに学校へ登校した幸太郎くん。親友・宗介くんと目が合うも「うちの子と、もう遊ばないでほしいの」という宗介くんの母の言葉が頭から離れず、目を逸らしてしまうのでした。
その日の放課後、担任の先生に「きてほしいところがあるんだけど」と声をかけられる幸太郎くん。警察にすべてを話し、祖父母が逮捕されてしまうのでは……。そして今は逮捕されてほしくないと思っている矛盾している自分に戸惑いを感じながら先生と歩く幸太郎くん。すると保健室へ案内されます。保健室では当たり障りのない会話が続き、警察が来たことも、家で起こっていることもバレていない?と思うのでした。
◇ ◇ ◇
自分のことよりも祖父母や親友・宗介くんのことを真っ先に考え行動する幸太郎くん。問題児と呼ばれていたのが嘘のようです。とても心が優しく真面目な幸太郎くんには幸せになって欲しいですよね。どうか警察に祖父母の悪事を告白したことが良い方向へと向かうことを願います。