【伊藤家の食卓】じゃんけんに勝つ確率がアップする裏ワザ
小さい頃に家族でよく見ていた人気番組、日本テレビ『伊東家の食卓』。日常生活で役立つ裏ワザがたくさん紹介されていて、毎回驚いていました。
そのなかの1つに、じゃんけんに勝つ確率をアップさせる方法がありました。
それは2人でじゃんけんをしたときに、あいこになったら、その次に「あいこに負ける手」を出すだけ。
例えば、グーであいこになったらグーに負けるチョキを出せば、勝率が高くなるそうです。
これは無意識を利用した方法。人は、じゃんけんの手を偏りなく出そうとし、同じ手は連続で出さない傾向にあるのだとか。
ただし、チョキのあいこは例外で、その場合には次にそのままチョキを出すそう。
チョキのあとにグーは作りづらく、パーを出す傾向があるため、チョキを出したほうが勝ちやすいようです。
これだけで本当に勝率があがるのでしょうか!?検証してみました。
【検証】裏ワザを発動して4人と勝負してみた
【3回先取したほうが勝ち】の簡単ルールで4人と勝負しました。もちろん、相手に裏ワザのことは伝えていません。
【第1試合】筆者VS夫【結果:WIN】
結果は筆者の勝ち!
しかも、あいこが発生したときは必ず勝っています。これは効果ありといえるかもしれません。
【第2試合】筆者VS友人A【結果:LOSE】
あいこになったのはラウンド1だけでした。2連続あいこになって、負けています。
【第3試合】筆者VS友人B【結果:LOSE】
第3試合ではラウンド1のあいこの次の手で勝ち、ラウンド2ではあいこが続いた結果、負けました。
あいこが連続すると勝率が下がるのでしょうか。
【第4試合】筆者VS友人C【結果:WIN】
ラウンド3では、1回あいこになった結果、勝っています。他はあいこにならずに勝敗が決まりました。
【考察】裏ワザは使える!ただし条件あり
【先に3回勝った方が勝ち】のルールでは、4人と勝負をして2人に勝ったので半々の結果に。
ラウンドごとに、細かく見ていきましょう。
あいこになり、裏ワザを発動できたラウンドは計7回。そのうち5回は勝利、つまり【約71.4%】の割合で勝利しています。
裏ワザを利用して負けた内訳をみると2回とも、連続してあいこ。
つまり裏ワザを使った場合、次の手で負けてはいません。あいこが連続した次に負けています。
今回の結果だけをみると、裏ワザを発動すれば一定以上の効果はある、ただし、あいこが続けば勝率は下がるといえるのではないでしょうか。
やってみてわかったコツ
この裏ワザを初めて使うとき、頭のなかで「あいこになったら次は……」と考えて集中力が切れるかもしれません。
この裏ワザは、無意識を利用した方法。
勢いが落ちてしまうと、相手に考える隙が出てしまうため、裏ワザの効果が小さくなる気がしました。
条件反射で次の手が出せるくらい、練習してから挑みましょう。
最初はグー!次の手もグーで!
続いては、筆者が中学生のときから使っている、とっておきの作戦。「最初はグー」のあと、最初の一手はグーでいきましょう。
不思議とじゃんけんの強い子を観察していると、グーで勝つことが多かったんです。
それからというものの、最初の一手をグーにすると勝率がアップ。なぜかチョキを出す人が多いのです。
同じく4人と勝負したところ、全員チョキを出して圧倒的勝利(ほらね)!
裏ワザの法則から考えると、グーとは違う手を出したいという無意識がはたらくのでしょう。
グーから手を変えるときに、パーよりチョキの方が出しやすいこと、かつ無防備な形のパーより攻めの形のチョキが出されやすいと分析しています。
ポイントはタイミングを含め、合いの手をこちらで牛耳ること。相手のペースに飲み込まれず、こちらのペースで相手を飲み込みましょう。
これだけでも、だいぶ違います。
裏ワザを使ってじゃんけんに勝とう!
もちろん負けることはありますが、絶対に負けたくないときはこの裏ワザを思い出してみてくださいね。