いつもとは違う体の変化
ある生理中にトイレで小用を足したとき、便器に経血が付いてしまったのですが、経血に塊が混じっていました。それからもナプキンの吸収された経血を観察してみると、塊が混じるように。最初の3カ月は様子をみていましたが、なかなか改善されることがなく、不安な日々を過ごしていました。インターネットで調べてみると、病気の可能性があるため病院に行ったほうがいい、との記載が。
「産婦人科は妊娠したら行くもの」と思っていた当時の私は、産婦人科に行くことに抵抗があり、ためらいました。しかし、病気になってしまったかもしれないという不安のほうが大きく、意を決して産婦人科を受診することにしたのです。
産婦人科に行ってみると
当時の私は「産婦人科には妊娠している女性しかいない」と思い込んでいましたが、そうではない人も多くいて新たな発見がありました。あらかじめ、ネット上で問診票を記載して病院に提出していたため、産婦人科に入ったあとはスムーズに受付を終え、すぐに診察してもらうことができました。
医師は、私の不安をすべて聞いてくれ、何はともあれ実際に診てみないとわからないとのことで、内診をしてもらうことに。私の不安が大きいことを察し、医師はやさしく声をかけながら内診をおこなってくれました。私が安心して診察を受けられるよう、看護師さんも私のすぐ横にいて肩をさすってくれ、医師はモニターに映し出された内容を丁寧に説明してくれました。
内診が終わり、改めて結果を聞くことになったのですが、医師いわく特に問題はないとのことでした。
ただし、おなかが冷えて血流が悪くなってしまっている可能性があるとのこと。そのまま放置してしまうと問題が起こる可能性もあるため、今のうちに改善したほうがいいと言われ、漢方を処方してもらって帰宅しました。
最初は不安がいっぱいでしたが、やさしく対応してくださった医師や看護師さんのおかげで、安心して受診することができました。今回は、大きな病気は見つからなかったのでよかったのですが、少しでもいつもと違う症状があったら、ためらわずに病院に行くことの大切さを実感しました。
著者:渡辺さあや/20代女性・管理栄養士になるために大学に進学。学生時代も社会人になってからも生理のことは気にせず生活してきたが、ある医師との出会いで、自身の生理を見直すことになり現在に至る。
イラスト:もふたむ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!