産後ケアセンターとは?誰が利用できる?どんなメリットがあるの?!

2018/07/08 19:00
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産後ケアセンターのことをみなさんはご存知ですか? 産後ケアセンターは、産後4カ月以内のママが赤ちゃんと一緒に過ごせて、ママを心身ともにサポートしてくれる施設です。今回は助産師の高杉さんが産後ケアセンターについて詳しく解説してくれました。
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産後ケアセンターに入院しているママと赤ちゃんのイメージ

 

最近よく耳にするようになった“産後ケアセンター”。「利用してみてすごく良かったよ」などと聞くけれど、どんなところ? いつ利用できの? どんなことをするの? 今回は産後ケアセンターの種類やどんな人が利用しているか、また利用するメリットなどをお話します。

 

産後ケアセンターってどんなところ?

産後4カ月以内のママが産後の身体を休めたり、育児の指導を受けたりするところです。産後ケアセンターは、産院に併設しているところ、分娩を取り扱っていない産院が産後ケアの施設として運営しているところがあり、運営は行政や民間さまざまです。そこには、助産師や看護師、保育士など医療スタッフや専門職が常駐しています。利用方法は、宿泊型と日帰り型、施設によっては訪問型があります。

 

費用は、民間運営のものは1泊2日で6万円前後とわりと高額ですが、行政が運営しているものは住民であれば1割負担で利用できるなど負担が軽くなるところもあります。例えば、千葉県浦安市にある順天堂大学医学部付属浦安病院は、浦安市民であれば1泊6,000円(一般は70,000円)というリーズナブルな価格設定となっています。まずはお住まいの自治体が運営している施設を調べてみるとよいかもしれません。

 

どんな人たちが利用できる?

出産後、身体の回復に時間がかかっている人や産院を退院したものの育児に不安があり、赤ちゃんのお世話についてもっと学びたい人、実家が遠方でサポートが少ない人などの利用が多くみられますが、基本的には産後4カ月以内など条件を満たせばどなたでも利用できます。(条件は施設・自治体によって異なり、面接がある場合があります。)

 

なお近年は、核家族化が進んでいるため利用希望者が増えており、なかなか予約がとれない施設もありますので利用を希望する場合は事前に調べておいて予約をすることが肝心です。


産後ケアセンターを利用するとこんなメリットがある!

産後ケアセンターは、医療スタッフや専門職が常駐し、医療行為は行わないけれど(医師が常駐しているところでは医療行為も行えます)、産後の身体のケアやおっぱいのケア、育児の練習を一緒に行うための場所です。また、施設によっては臨床心理士もいて、産後の心理状態の変化が大きいときにお話を聞いてもらうことで、こころの負担が軽くなることもあります。また、温かくて栄養バランスのとれた食事を入院中のママたちと一緒に食し(個室対応のところもあります)、育児の大変さを共感できたり、アドバイスをもらったりすることで、おなかもこころも満たされます。時にはベビー室でスタッフに赤ちゃんを預かってもらって、ゆっくり休息をとることもできます。

 

産後ケアセンターで、ママの産後の心身を、栄養と休息をとってしっかり回復させておくことと、育児に関して分からないことを解消しておくことで、退院後、自宅での育児がスムーズにスタートできるようになります。
 

 

産後、ご家族のサポートが受けられそうにない場合や、育児への不安があるなどの場合は、産後ケアセンターを利用して、ママの身体を休めることやこころを軽くすることも大切です。身体やこころが休めていると子育てが楽しいと思える時間が増えるはず。ママや赤ちゃんの笑顔がますます増えますように。


著者:助産師 高杉絵理

看護師・助産師・保健師の資格を持ち、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。現在は、東京都世田谷区の行政や病院で働きながら、地域での子育ての講座やイベントを開催し、子育て支援活動をおこなっている。妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。


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