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「役員に立候補される方は…」2人のママの挙手で安堵していた私⇒すると、あるママの発言でとんでもない展開に…!

初めての幼稚園役員選出のときの話です。子どもの通う幼稚園ではくじ引きなどは一切おこなわず、すべて立候補で決定するのが慣例ということでした。そのため、1時間以上の沈黙が続くこともあるなど、役員選出はとても大変だと聞いていました。そして当日……、あるママさんの発言により、思いもよらぬ事態が起こったのです――。

初めての保護者会

上の子が幼稚園に入園し、初めての保護者会で役員選出がおこなわれました。立候補を募ると、誰もいなくて沈黙が続くこともあれば、積極的に立候補する方がいることもあると聞いていたので、どうにかなるだろうと、私はそこまで心配はせずに保護者会に臨みました。
 

 

いざ保護者会が始まり、役員選出の議題へ。私はのんきに周りをキョロキョロ見ていました。役員は各クラス3名。ありがたいことに、2人のママさんが挙手してくださり、幸先はいい雰囲気でした。

 

過去に役員をされた方の話によると、この幼稚園の役員は仕事内容が多く、お友だち同士で役員をやるほうがやりやすいとのことでした。挙手してくださったママさんたちと私は面識がなく、名前を認識している程度。残りの1人も、先に立候補してくれた2人のお知り合いの方がやってくださるのだろうと思っていました。

 

そんな気楽な考えをしていた私でしたが、あるママさんの発言によって状況が一変したのです……。

 

 

パニックになった突然の出来事

そのとき突然、私のお尻あたりに衝撃が。けっこうな力強さで突っつかれました。「え?何事?」と私は困惑しながら後ろを振り返ると、先ほど挙手してくれたママさんの1人がいて、こうつぶやきました。

 

「役員、やりなよ!」と。その言葉でクラス中の保護者の視線が私に集中! 私はパニックになりました。


そのママさんとはほとんど話したことがなく、連絡先すら知らず、なぜこのママさんが私を役員に選出しようとしたのかわからなかったのです。

 

動揺したまま「役員なんて、私には無理です~」とお断りの言葉をささやくと、それ以上無理に役員を押し付けることはなく、引き下がってくれました。

 

 

その後、しばらく沈黙が続きましたが、他のママさんが残りの1名の役員に立候補してくださり、内心パニックになった私以外は穏やかに終了。

 

私に声をかけてくれたママさんからすれば、私は役員を引き受けそうな人に見えたのかもしれません。そのように思ってもらい、お声がけされることはとても光栄なことですが、自信がなかったため今回はお断りさせていただきました。

 

 

その後、声をかけてくれたママさんですが、推薦を断ったことを恨まれることもなく、会えば普通に話す間柄になっています。そして翌年、ようやく幼稚園のことがいろいろとわかってきたので、ママ友と役員に立候補しました。昨年の私には引き受ける勇気がなかったので、あのとき立候補してくれたママさんたちにはとても感謝しています。

 

著者:宮本美亜/40代女性/不妊治療を経て、2011年長男出産、自然妊娠で2012年長女を出産。職業は不動産事務。資格取得を目指し、宅建と簿記の勉強中。

イラスト:はたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)

 

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