喧嘩もなく夫婦円満で過ごしていた
私の夫は、多少せっかちなところがあるものの、普段は温厚でやさしい性格です。これまで喧嘩をすることはなく、気になることがあれば角が立たないよう相手に伝え、話し合いで解決するようにしてきました。
しかし、3人目の娘が生まれてから家事や育児、仕事に追われて、気持ちにも余裕がなくなっていった私。自分では気づいていませんでしたが、普段から「大変」「忙しい」「やることがありすぎる」と夫の前でたくさん言っていたようです。
お互いのストレスが爆発
あるとき、夫から「最近のママは“大変”とか“忙しい”とばかり言っていて、嫌になる」と言われてしまいました。私としては毎日自分ができる精いっぱいのことをして、夫にも合わせていると思っていました。
しかし、夫の言葉で頑張りを否定された気がして涙が溢れ出して……。「この人とこの先やっていけないかもしれない」とさえ思い、感情のまま夫に気持ちをぶつけてしまったのです。
涙を流して怒る私に、夫は「なぜこうなってしまったのか、お互いにストレスを感じずに生活するにはどうしたらいいか」を考えて2人で話し合おうと言ってきました。
しかし、家事や育児に関してすでに努力をしているつもりだった私は、「これ以上なにを頑張れっていうの?」という気持ちでいっぱいで……。
とはいえ、なんとか解決策を見出したいという夫の強い希望で話し合いの場をつくることになったのです。
話し合いで原因を分析!
最初は話し合いに否定的な気持ちでしたが、夫と話すうちに、自分は家事や育児のどんな部分を大変だと思っているのか、分析することができました。
例えば、私はなにをするにしても夫や子どもたちの生活リズムに合わせすぎてしまいます。それがかえって自分を苦しめ、ストレスになっていたのです。
そして、余裕のなさから「大変、忙しい」が口癖になっていた私を見て、夫もまたストレスを感じていたようです。夫は忙しそうな私を手伝いたい気持ちがあったと伝えてくれました。しかし、具体的になにをしたらいいかわからず、私のことをサポートできない自分にもストレスを感じていたそうで……。
自分自身を苦しめていた原因がわかったことで、「ひとりで完璧にやろうと頑張りすぎない」「無理して生活リズムを合わせない」という解決策を見つけることができました。
この出来事があってからは、自分ひとりで抱え込まず、夫に頼めることは任せるようになりました。あのとき、話し合いの場を設けてくれた夫にはとても感謝しています。
著者:Sugar111 佐藤 幸代/本職は20年以上の現役エステティシャンの40代ママ。交際0日の電撃婚から7年。3姉妹と夫の5人家族のドタバタな毎日を執筆。
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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