寝る前におしりにトイレットペーパーをセット
高校時代の私は、生理2日目など経血が多い日に、夜寝る前、おしりにトイレットペーパーを挟んで寝ていました。夜用のナプキンは着けているものの、寝相が悪いのか、おしりの割れ目から腰のほうに経血が伝ってきて、朝起きたらパジャマやシーツに経血が付いてしまうことが多かったからです。
トイレットペーパーのガサガサ感は多少気になりますが、それよりも経血が漏れずに安心して眠れることのほうが私にとって大事でした。
落としてしまって大ピンチ
そうしたなか、学校の宿泊学習に生理期間がバッチリ重なってしまったことがありました。「ちょっと面倒だけどしょうがない」と思いながら、生理中の女子専用の入浴時間にシャワーを浴び、浴衣に着替えて友だちと楽しく談笑したりゲームしたりして過ごしました。そして寝る前には、トイレでいつも通りトイレットペーパーをおしりにセットし、何食わぬ顔をして就寝。
ところが、朝起きてトイレに行ったら、挟んでいたトイレットペーパーがない! 普段自宅で寝るときはパジャマを着ているためか、トイレットペーパーが落ちたことはありませんでした。しかし、この日は浴衣で寝たこともあるのか、ショーツからポロリとどこかに落ちてしまったのです。
バレる前に無事発見
「みんなにバレる前に見つけなきゃ!」と焦りつつも、それを悟られないようにしながら、私は自分の布団に戻りました。そして、布団の中を探してみると、赤く染まったトイレットペーパーを発見! サッと拾って手元に隠し、もう一度トイレに戻り、無事に誰にも見つからずに流すことができたのです。
トイレットペーパーについた経血は乾いており、シーツに経血が付いていることはありませんでした。何ごともなく処理できて、心底ほっとしたのを覚えています。
例え血濡れのトイレットペーパーがバレたとしても、友人たちは本気でからかったりいじめたりしてくるタイプではなかったとは思います。しかし、見つけた友人を不快にさせないために、また自分が余計な恥をかかないためにも、いつもと違う環境での生理にはもっと注意しておこうと肝に銘じた一件でした。
著者:ココロナナコ/2020年生まれの4歳男児、2024年生まれの0歳の男児を子育て中の30代ママ。夫と4人暮らし。学習面やコミュニケーション面などに困難を抱える子どものための療育施設で指導員として10年勤務。
イラスト:塩り
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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