その後も、トイレットペーパーを使い切った後はそのまま放置したり、シャンプーの詰め替えをさくらに頼まれると、水を入れてかさ増しをしてごまかすなど、とことん面倒くさがり、何も自分でやろうしなかった湊。
そんな態度にしびれを切らしたさくらは、「毎回気を付けるって言ってるけど、全然変わらないよね?」と指摘。すると湊は「俺だって変わろうと頑張ってる」と反論してきたのです。
別の日の朝、湊が洗面所の水を出しっぱなしにしていたため、注意をしたさくら。湊は自分の行動を注意されているにもかかわらず、適当な返事を返して……!?
「ちゃんと聞いてる?」妻の言葉に夫は…
「なるほどねって何? ちゃんと話聞いてる?」
「いや、納得したからなるほどねって言っただけ」
湊の言葉に呆れたさくらは問い詰めることもなく、
家を出ました。
その日の夜、会社の飲み会に参加していた湊。
みんなでお酒を飲んでいると上司が隣にやってきて、
家庭の愚痴を言い始めました。
さらに上司は自分の妻のことを悪く言うと、
いきなり立ってみんなに向かってこう言ったのです。
「新入社員どうも!いいか?
自分より格下の相手には感謝しない!謝らない!
そして呼ぶときはお前!」
「絶対に舐められないようにするんだぞ?
じゃないと女はすぐつけ上がるからな!」
上司の言葉を聞いた直後、「はい!」と返事をすると、
ビールを注ぎ始めた湊。
その後、別の上司が話しかけてきて、
相手の立場に立って考える重要性を湊に伝えたのでした。
「格下の相手には感謝しない」「奥さんのことをお前と呼ぶ」など、モラハラ要素が含まれた教えを新入社員に伝えた上司。人の考えはそれぞれですが、あまりにも上司の発言が偏った意見だったので、同調する夫のことが心配になってしまいました。
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