トイレットペーパーを使ったら変えずそのまま放置、食べた物は食べっぱなし、水道を使ったら蛇口をひねって止めないなど、全部湊のだらしなさが原因で指摘を受けていた訳ですが、さくらから指摘を受ける度に「責められている」と感じるようになっていき、「自分はさくらから見下されている」と思うように……。
ところが、ある日さくらの妊娠が判明! 新しい命の誕生に喜ぶ湊でしたが、もしさくらが産休や育休を取得した場合も「生活費や家事は折半」だと言い始めました。さらに、「それでも少なくなるなら、家事を今まで以上にやってくれればいいから」と付け加えた湊。
次の土曜日、妊娠の報告をすると喜んでくれた義母。しかし、普段湊が家事を一切しないことに気付いた義母は、湊に「夕飯くらい作りなさい」と伝えたのでした。
母の言葉がキッカケで夕食を作りを決意した夫。しかし…
帰り道、さくらに明日からの夕食は自分が作ると伝えた湊。
「ありがとう」
湊の好意を素直に受け取り、
その場でさくらは感謝の気持ちを伝えました。
その翌日、帰宅した湊。
「ただいまー」
「おかえりなさい」
すると、湊はビニール袋を差し出しました。
「今から夕飯作るの無理だから、
今日はコンビニ弁当買ってきた」
「作れないなら私が作るから言ってくれればよかったのに」
さくらがそう言うと、
湊は「明日からはちゃんと作る」と宣言をしたのでした。
ご飯を作るのはまず何を作るのかを決め、材料をそろえるところから始まります。さらに料理の時間もプラスされるため、思っている以上に大変なんですよね。最初は「夕飯はくらいなら……」と考えていた湊ですが、いざ実行しようとなったとき、仕事後に夕飯を作るのは無理だと判断したのでしょう。明日からはちゃんと作ってくれるといいですね。
まるき八郎さんの連載は、以下のブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。