こちらこそすみません…!
いきなり「あの! 失礼だったらすみません! 座ってください!」と席を譲ってくださいました。お兄さんの位置からマタニティマークが見えづらかったようで、妊婦さんじゃなかったら失礼だなと声を掛けるのを悩んでくれていたようでした。私は驚きながら「あ、ありがとうございます」と座らせてもらうと、お兄さんは「こんな見た目なんで怖がらせちゃいましたよね! すみません!」さらに気遣ってくださり、見た目で判断してしまっていた私こそすみませんという気持ちになりました。
子どもを授かってからは、人の温かさに触れる機会が増えて、私も家族や友人以外にも困っている人がいたら、ちゅうちょせずやさしくしたいなと思いました。
著者:山田 花子/20代・女性・会社員。1児の母。
イラスト:市田スナオ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)