最近、甘いものを食べたり買ったりするのをワフウフさん姉妹に注意されると、あーちゃんは「無意識っていうのは怖いものね」と言うようになりました。無意識ではなく、意志はあるけれどただ忘れてしまうだけなのでは……? とワフウフさんは思っています。そんなあーちゃんですが、認知症の症状が進行している今の状態でも、決まった場所であれば自分で目的地にたどり着けています。ただ、いつ自分がいる場所や帰り方を忘れてしまうのかと考えると、ワフウフさんの不安は尽きません。
どんどん食べているのに……
あーちゃんの私服はとても派手です。
そこまで親しくないご近所さんから、服装にケチをつけられたことがあるらしく……。
とても怒っていました。
さらに、習いごとで顔なじみの人からも服装について口を出され、あーちゃんはまたもご立腹。しかし、これがいつの話なのかは、本人もよくわからないらしいのです。
その後「昔ヨガをやっていたとき」の話になりましたが、そもそもヨガなんてやっていなかったのでは……? となると、これまでのエピソードって、もしかして被害妄想……??
褒められたがりのあーちゃんだから、ただ娘たちからの褒め言葉が欲しかっただけ……?
昔から「派手=華やか」、「地味=貧乏くさい」と思っている節があるあーちゃん。その価値観のせいで、幼いころ地味に傷ついたこともありました……。
姉は、付き添いの際にあーちゃんのレシートチェックをしています。この日も、おばあちゃんの必需品、飴ちゃんを購入していることが判明。
つい数日前に飴を買っていることはレシートでわかっているのに、買い足すと言うあーちゃん。
買わないように注意すると、いつもの節制アピール。
姉が論破すると……。
あーちゃんも驚がく……。無意識って怖い。
あーちゃんは飴を噛みながらぼりぼり食べるので、飴はあっという間になくなります。これで節制しているつもりなの……!?
本人にあまり自覚はないようですが、あーちゃんはいつも派手な服を着ています。それに加えて、だいぶ前から同じ服ばかり着るようになっているので、ご近所さんや習いごとで顔なじみになった人に服装について突っ込まれることもあるようです。本人はかなりご立腹でそのエピソードを話してくれるのですが、一体いつの話をしているのか聞いても「ちょっと前よ!」と言うだけで、よくわからず……。さらに「昔ヨガをやっていたときに……」と、身に覚えのない話まで出てきて、もしかするとその話自体が被害妄想なのでは? と思ってしまいました。
おばあちゃんの必需品といえば「飴ちゃん」。あーちゃんも、常に持ち歩いています。もともとは「低血糖を起こしたら大変だから」という理由で持っていたのですが、今では完全にその役割は「甘味用非常食」となっています……。本人は1日1個しか食べていないと言い張りますが、ボリボリガリガリ噛んで次々に食べる姿を見ると、その言葉は信じられません。カバンの中から見つけたレシートも、ハイペースな消費を裏付けています。
あーちゃんは無意識に飴を食べているのかもしれませんが、砂糖の塊のようなものなので、糖尿病を持っているあーちゃんが大量に食べるのはよくありません。姉・なーにゃんが厳しく叱ってくれますが、あーちゃんは「いつも昼食後にビスケット2枚だけしか食べていない」と節制しているアピールを続けるだけ。私たちは、言いわけが聞きたいわけではないのですが……。
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甘いものは節制していると言い切られると、どうしてもそれを信じたい気持ちになってしまうと思うので、レシートチェックは大事ですね。ただ叱るほうもラクではないので、自覚がないあーちゃんに対して、どこまで強く言えばいいのかは悩ましいところですね……。
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