反抗期の始まり!?
息子は言葉づかいが強くて、友だちと喧嘩になったり、勝敗にこだわって学校で怒ったりすることが多くなっていました。学校でも注意され、家でも注意されて本人もストレスがたまる一方だったと思います。そんなときに、春から始めた空手の合宿があると先生から告げられました。
先生からのほめ言葉に涙が
私は息子が合宿に参加して一生懸命がんばってきてほしいと思いつつも、合宿中に他の道場生とトラブルになったらどうしようという心配な気持ちのほうが大きくなっていました。
空手の先生に相談すると「トラブルなんて毎回何かしらあります。彼はやさしい子です。面倒見もいいし、仲間たちを盛り上げてくれるからぜひ参加させてください」と。その言葉を聞いて私は涙が出ました。
成長した息子の姿が
私は息子の気持ちも考えず、問題が起きないように心配ばかりして、息子の良いところも見えなくなっていました。先生は息子の悪いところは注意してくれ、良いところはしっかりほめてくれ、先生のもとで空手を習うことができて本当によかったと思います。
「楽しかった!」と笑顔で合宿から帰ってきた息子は、行く前よりも少し大人っぽく見え、頼もしささえ感じました。
「かわいい子には旅をさせよ」とはよく言ったもので、心配ばかりせずに、息子を信じて合宿に参加させてよかったです。息子を信じさせてくれたのは先生の一言でした。とてもありがたかったです。
著者:平野るり/40代女性/2008年と2012年生まれの女の子、2013年生まれの男の子の母。個性豊かな3人の年の差きょうだいの育児に奮闘しつつ、子どもたちに日々笑わせてもらっています。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)