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要介護の義父が亡くなると「無職の嫁はもう好きにしろ!」と夫⇒好きにさせてもらった結果、夫の末路は

義父が要介護になった責任を押し付けられ、仕事を辞めて5年の間、義父の介護にいそしんでいた私。その間、夫は何もせず、遊び歩いていました。そして義父が亡くなると同時に、私は用済み扱いされたのです……。

自宅の階段から落ちて、腰の骨を折り、寝たきりになってしまった義父。夫は「父さんが怪我したのはお前のせいだ!」「早めに同居したら防げたかもしれないのに、お前が生意気に同居は嫌だって言うから!」と私に責任を押しつけてきました。

 

しかし、「息子夫婦に気を遣わせるわけには……」と同居を遠慮していたのは義父のほう。私は週2で義父のもとに通い、家事や買い物を手伝っていました。

 

それを知っているのにもかかわらず、夫は私に仕事を辞めて義父の介護に専念するように強要してきたのです……。

 

義父の介護

幸いなことに、義父は倒れてからも変わらず、やさしく私に接してくれました。それどころか、「あの馬鹿息子は同居しないと離婚だと脅したとか言ってたが……同居は断ってくれていいからね」「それよりも、君自身の人生を大切にね」と言ってくれたのです。

 

この言葉を聞いて、私は義父を最後までお世話しようと決心しました。そうしないと、いつまでも悔いが残ると思ったからです。

 

今までたくさん私にやさしくしてくれた義父。その義父へ少しでも恩返しできたらと、私は退職して義父と同居することに決めたのです。

 

葬儀直後に遊びまわる夫

5年後――。

 

義父は安らかに最期を迎えました。義父の人柄もあってか、葬儀にはたくさんの人が参列してくれました。

 

しかし、葬儀が終わるとすぐに夫はどこかへ消えてしまったのです。慌てて連絡すると、「俺、疲れたから友だちと飲みに行ってくるわ」との返事が。

 

喪主を務めたのは夫でしたが、それは形だけ。介護のときもそうでしたが、夫は葬儀の手配も何もかも私に丸投げしていたのです。この後もいろいろと片付けがあるっていうのに……。

 

介護のときから感謝の言葉ひとつかけてくれず、遊び歩いてばかりだった夫に、だんだんと腹が立ってきた私。「私、一度も休みなしでお義父さんの介護してたんだけど」「少しくらいは感謝の気持ちを見せてくれてもいいんじゃない?」と言うと、「同居嫁は休みが欲しいなんて言える立場じゃないだろ!」「そもそも嫁なんだから、父さんの介護して当然!当たり前のことに感謝なんてあるわけないだろ」と返してきたのです。

 

「父さんの介護が終わった今無職の嫁は邪魔だな」

「不満があるみたいだし好きにしていいぞ!」

「本当に好きにしていいのね?」

「だからそう言ってんだろw」

 

私は息をすっと吸い込み、「では好きにさせてもらいます」と言いました。

 

 

「あなたとは離婚するし、お義父さんの遺産も請求する」「あなたとの離婚理由はすべての友人知人、そしてあなたの会社の人にも伝えます」

 

自分勝手な夫の末路

翌日――。

 

私は早速、友人、知人に片っ端から連絡しました。知人の中には、夫の会社の人ももちろん含まれています。

 

夫からは「俺の上司にまで連絡入れやがったな!?」「『家庭を顧みない社員は会社にも貢献できない』って言われて、せっかく選ばれたプロジェクトメンバーからも外されたんだぞ!」と怒りの連絡がありましたが、気にしません。

 

夫からの鬼電を無視していると、知らない番号から電話が。出てみると、義父の葬儀に来ていた親戚の方でした。「今までの介護、そして葬儀のほうお疲れ様でした」「生前、あなたに渡すように言われた通帳を預かっています」と言われて私はびっくり。

 

義父は親族たちに「嫁にも遺産を渡してほしい」と話しており、その旨をしたためた手紙も残してくれていたのです。電話をくれた親戚の方は法律に明るく、離婚に強い弁護士も紹介してくれるとのことだったので、お願いすることにしました。

 

その後――。

 

 

時間はかかったものの、弁護士の協力のおかげで無事に夫と離婚できた私。夫は社内で肩身の狭い思いをしているそうです。

 

また、親族の方々のサポートもあって、私は正式に義父の遺産を受け取ることができました。ありがたいことに、数年は働かずに暮らせるくらいの金額をいただいたので、大切に使いながら、ゆっくりと次の仕事を見つけようと思っています。

【取材時期:2024年10月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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