姿を消した長男、不安が頭をよぎる…
そろそろ帰ろうかと片付け始めて、ほんの少し子どもたちから目を離してしまったとき、ママ友の1人が「あれ?長男くんは?」と言ったのです。
私も他のママ友も焦って、すぐに周りを見渡しましたが、遠くまで見渡しても長男の姿はありませんでした。他の子どもたちに聞いても「わかんない」と言っていて……。
3歳の子ども足では遠くにまで行けるわけもなく、人も多く広い公園だったので「まさかさらわれた……?」と不安が頭をよぎりました。ママ友たちと手分けして長男を探し始めるとすぐ近くから、「見つけたー!!」と、ママ友の大きな声がしました。
声がしたほうを見ると、なんと雨を流すための側溝の中に長男の姿が。浅く細い側溝でしたが、長男はその中の落ち葉に夢中で、しゃがんで下を向いていたため、目に入らなかったのです。たまたまショッキングピンクの服を着せていたため、側溝の中にいても気がついたとママ友は言っていました。
目を離す前に声をかけなかったこと、ほんの少しでも目を離してしまったことを深く反省した出来事でした。それからは、出かけるときは原色で目立つ色や柄の服を着せるようにして、どれだけ少しの間でも目を離さないようにしようと心に誓いました。
著者:にょっき/30代・女性・会社員。2歳差の兄弟を育てる母。住宅関係の会社に勤務。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)