運転しないなら文句言わないで!
20代のころに付き合っていた彼は、付き合い始めたとたん、態度が豹変しました。
彼は営業の仕事をしていたのですが、「外回りのときにさんざん運転して疲れているから、デートのときは君が運転して」と言うように。そのくらいなら私も理解できましたし、我慢できました。仕事で疲れている彼を労ってあげたい、という気持ちがあったのです。
しかし、許せなかったのは片道2時間くらいの場所に、日帰り旅行に行ったときです。お互いに連休だったので、その日は宿泊できなくとも翌日はゆっくり休むことができました。そのため、家を出る前に「交代しながら運転しよう」という約束をしていたのですが……。出発直前になって彼が「仕事で疲れてるから俺は運転したくない」と言い出したのです。
仕事の疲れを理由にされたら拒否できるわけもなく……。仕方なく私が往復4時間を運転しました。その間、彼は助手席でのんびりするだけで、ナビすらしてくれず。しかも、たまに「ブレーキが下手だ」「遠回りしてない?」などと、私の運転にケチをつけてくるのです。ガソリン代を払ってくれるわけでもありませんでした。
そんな彼に嫌気が差し、結局私は彼とお別れすることにしました。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
人間の本質というのは、深く付き合ってみないとわからないなと思います。後日談ですが、別れてもう20年以上経つのに、最近「会いたい」と彼から連絡がありました。怪しい事業でもすすめられるのでは!?と怖くなり、連絡は無視しています。
著者:松本幸/40代女性・独身。パート勤務。ひとり暮らし。
イラスト:おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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