マイペースな義母との同居生活
私と夫は、夫の実家で、夫の両親と4人暮らしをしています。80歳目前の義両親はとてもラブラブで、私の中での「夫婦の理想像」です。基本的に、同居といっても「2組の夫婦がルームシェアをしている」という感じで、ゆるく生活しています。
しかし、私はたまにマイペースな義母にイラッとするときがあります。キッチンやお風呂といった共用の水場を、散らかしたままにすることがあるからです。お風呂場の床に物が乱雑に置かれていると、次に使う人への配慮が足りないと思ってしまいますし、キッチンに包丁が無造作に置かれていて危ないと感じるときもあり、私はたびたび義母にモヤモヤとしてしまうのです。
問題は「義母にイラッとすること」じゃなくて…
夫と結婚してからの6年間で、義両親は私を実の娘のように愛してくれるようになりました。私も、そんな義両親に甘えながら暮らしています。実母のように感じているからこそ、義母に対してイラッとすることが多くなったとも感じていて……。そのたびに「義母に甘えすぎかな」と反省することもあり、自分の中で気持ちの折り合いがつかないときも。
ただ、義母に対してイラッとしたときは、その場で義母に直接注意することができる関係性なので、義母とのコミュニケーションや関係性については、さほどストレスを感じていません。
問題は、「私が義母にイラッとした」というエピソードを、夫に話した場合に起こります。
夫の地雷が…!?
私としては、「今日あった出来事を報告する」くらいの軽い気持ちで、「お義母さんがまた片づけをしてなくてイライラしちゃった」と話しているつもりなのですが……夫は、反射的に「おばあちゃんなんだから仕方ないでしょ!?」と声を荒らげるのです。いつも温厚な夫から出た声とは思えないほど興奮と怒りがこもった声なので、私は夫から言われるたびにびっくりします。
夫自身も母親に対して注意することがあるのですが、私が義母の文句を言うと、軽口でもイラッとするようです。何度か夫の「母親地雷」を踏んだことのある私は、最近は義母にイラッとしても夫にはあまり報告しないようにしています。
私に対して怒鳴ったあと、夫は心底落ちこんだ様子で「本当にごめん」と謝ってくれます。声を荒げたあとにしょげる夫を見るのも複雑な気持ちになるため、義母について何か夫に情報共有する際は、慎重に言葉を選んでいきたいと思います。
著者:つちやです/令和婚した夫と、義父母と4人暮らしをする30代ライター。毒親育ちの過去をもち、家族の大切さに気付かせてくれた夫との生活や、義両親との日々をつづっている。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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