こんにちは、日本コミュニケーション育児協会の珠里です。お子さんがお友だちと遊んでいて、「おもちゃを貸してあげられない」ことに、困っているママが多くいらっしゃるようですので、今回はそのことについてお話させていただきます。
お友だちにおもちゃを貸せないのはダメ?
私自身は、お友だちにおもちゃを貸せないことをダメだとは思っていません。もちろん、貸してあげられるようになってほしいという気持ちはあります。ですが、貸してあげられるようになることだけがいいこととは思っていません。
ママは貸せますか?
たとえば、大切にしているブランド物のバッグを「貸して」と言われ、即答で「いいよ」と貸してあげられるでしょうか?「金額が違います~!」というお声が聞こえてきそうですが、子どもは金額とかは分からないですよね。お子さんも同じ、大切なおもちゃを貸してあげることは、かなりハードルが高いことなのではないのでしょうか。
断ること、断られること
「いいよ」と受け入れることばかり学ぶよりも、いざというときのために、断り方や断られることを学べるっていいと思いませんか?断わってもいいし、断られることもあるということを学ぶことは成長の過程として必要ですよね。
貸せないことに気が引けてしまうならば
やっぱり自分の子どもがお友だちに貸してあげられないって、気になりますよね。そんなときには、お友だちには「貸してあげられなくてごめんね。今度一緒に遊ぼうね。」などと声をかけ、お友だちのママには「今、練習中なので貸せるようになったら、ぜひ一緒に遊んであげてください!」などとお声をかけるといいでしょう。
少しずつ貸してあげられるように♪
そうしていくうちに、3回に1回は貸せるようになっていきます。
おもちゃを貸してあげる♪
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お友だちと一緒に遊ぶことができる♪
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お友だちと一緒に遊ぶのは楽しい♪
このことに気が付くようになると、おもちゃを貸せる回数はさらに増えていきます。
「すぐに貸せるようになる!」という特効薬はありませんが、必ず貸せるようになりますので、お子さんが少しずつ成長していく姿を見守り、応援してあげてくださいね。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。