声の大きな女性と交際を始めたら…
女友だちだった彼女はとてもパワフルで声もリアクションも大きめでした。そんな彼女とカフェに入った際のこと。彼女は店内が一瞬静まり返るほどの大声で「こんにちは! わぁ〜素敵なお店!」とひと言。お客さんたちはびっくりした様子で僕は少し恥ずかしくなりましたが、その際は「なんて元気な女性なんだろう」と、彼女の明るさに逆に引き込まれたことを覚えています。
食事が始まってからも、彼女はテーブル越しに「これすごくおいしい!」と声高にコメントします。周りのテーブルからは悪気のない笑い声が上がり、カフェがまるで彼女のパフォーマンスステージになったかのように。店員さんも彼女のエネルギーに感心して、「次回にいらっしゃたときはぜひ特製デザートを!」とおすすめしてくれました。
その後、カフェを出て散歩に出かけると、彼女は道端の花を見つけて「これすっごくきれい!」と叫んだのですが、その声は通りの反対側まで届きそうな勢いでした。通行人たちは振り返り、僕たちの周りにはちょっとした賑やかさが漂っていました。
別れ際、彼女は「今日のデート楽しかったね!」とこれもまた元気いっぱいに言ってくれました。僕自身、1日彼女とデートをして、声の大きさに驚いてしまったところはあれど、そこが彼女の魅力であり、周囲を幸せな気持ちにさせるのだなと感じていました。
このときまでは……。
その後、何度かデートを重ねて彼女と正式にお付き合いするようになりました。付き合ううちに、彼女の大きな声にも慣れたような気がしていたのですが……。さすがに毎回同じテンションで話をされると精神的に疲れてしまい、近くで大声で話されると耳鳴りがするように。そのくらい彼女の声は大きかったのです。
最終的には彼女と会うことが憂うつになってしまい、「僕は合わなかったということなのだ」と別れることとなりました。最初こそ好印象だった彼女。まさかこういった点で「今後、関係を続けることは難しいのだ」と感じることになるとは思いませんでした。
著者:ヤマト/40代男性・20年以上サラリーマンをしています。妻と子ども2人の普通の家庭です。
作画:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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