マツコの知らない世界で紹介された『ヴェジハーブサーガ』
日本の約8.7倍の国土面積を持つインドは、食文化も地域によってかなり異なります。
日本でよく食べられるナンやバターチキンは、北インド料理。南インドでは、お米が主食でサラッとしたスパイシーなカレーが食べられます。
東、西インドの料理は日本ではまだ珍しいのですが「ヴェジハーブサーガ」では西インドのカレーを味わえるんです。
西インドは宗教上の理由でベジタリアンの方が多く、上野で働く宝石商のオーナーが自分のために作ったのが始まりだとか。
番組では「インド人のためのガチインドカレー屋」と紹介されていましたよ。
インドでも最高級の材料と、インドから直輸入されたフレッシュなスパイスで、現地の味を再現。極力作り置きをしないため、出来たてのカレーが食べられると評判です。
JR山手線「御徒町駅」、東京メトロ日比谷線「仲御徒町駅」からも歩いて3分で行ける、立地のよい場所にありました。
【実食】マツコさんも絶賛した「ペーサン・ガッタ・カリー」
地下へ降りると、祝日だったこともあり、お客さんでほぼ満席。気さくなインドの店員さんがテーブルをあけてくれました。
注文したのは、マツコさんもスタジオで「うま!」とコメントしていた「ペーサン・ガッタ・カリー(2,200円 税込)」と「チャパティ(1枚当たり450円 税込)」。
約10種類のスパイスとひよこ豆の粉を練り合わせ、油で揚げた「ガッタ」を使ったカレーです。
チャパティは主にアタと呼ばれる全粒粉を使用した平たいパンのことで、インドではナンよりも一般的。
マツコさん曰く「今まで食べたナン、チャパティ系で一番うまい」そうです。
カレーはやさしい口当たりでほっとする味わい。ですが、あとからじわじわと辛みが広がりました。
玉ねぎのうまみに、千切りにされた生姜の辛みとシャキシャキ感が加わって、一口ごとに変わるニュアンス。
多彩で立体感のあるスパイスの味わいが、舌の上から指先まで染み渡り、エネルギーが湧いてくるような感覚さえあります。
濃厚なのですが、ヨーグルトのほのかな酸味も感じられて、後味はさわやか。
ひよこ豆で作られた「ガッタ」は豆の甘みがありつつも、ふんだんにスパイスが練り込まれていて、容赦ありません。
ほろほろとした食感ですが、食べごたえは十分。ベジタリアンメニューと聞いて、あっさりしすぎるかも?と心配でしたが、こんなに満足感があるとは驚きました。
チャパティの上には精製バターの「ギー」が塗られています。
インドに行った時に毎食のように食べていたのですが、まさに本場の味!いえ現地で食べたどのチャパティよりもおいしいかも……。
噛めば噛むほどに麦の甘みが感じられ、飲み込みたくありません。
ちぎってスプーンですくうようにカレーと一緒に食べれば、絶品。
ピリリと残るスパイスの刺激をチャパティが包み込んでくれ、また次の一口が欲しくなるようなおいしさです。
上野エリアでスパイスカレーを食べるなら
ベジタリアンのカレーがここまでおいしいとは衝撃的で、他のカレーも食べてみたくなりました。
紹介した「ペーサン・ガッタ・カリー」の値段は少し高めですが、ランチ限定のセット(1,500円 税込)もあるようです。
ぜひ、行ってみてくださいね。
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