ところが、ある日さくらの妊娠が判明!新しい命を授かったことに対して2人で喜びを分かち合ったのですがそれも束の間……。その後も意見は衝突し、言い合いになることが多々ありました。そして、ついに湊のある行動が決定的な引き金となり、さくらは実家に帰ってしまったのです。
置手紙を発見した湊が困惑していると、そこへお母さんと妹がやってきました。2人は「あんたが今までさくらちゃんにやってきたことをやってあげる」と言うと、以前湊がさくらに対しておこなっていた言動を再現し始めました。完全に2人のペースに飲まれた湊は、次第に疲弊をしていって……!?
家事をようになった夫が思ったことは…
強制的に家事をするよう言われた湊は、
朝ごはんやお弁当作りに加えて、洗濯や掃除などもおこなうように……。
(さくらと俺は違うんだから、向き不向きがあって当たり前なのに、
さくらがやっていたようにやれなんて……)
さくらのことを思い出した湊は、電話をかけるのですが繋がらず、
LINEを送っても返事が返ってくることはありませんでした。
その日帰宅をすると、湊は夕食を作っていました。
「母さん!もう夕飯できるから茶碗出して。
渚は机の上の物片づけて!」
料理を作り終えそうなタイミングでそれぞれに指示を出すのですが、2人からはへりくつが返ってきました。
思わずイラ立った湊は声を荒らげると、
すかさず2人から反論が……!
「お前自分のこと棚に上げて何言ってんの?」
「私たちはお前がさくらちゃんにやってきたことをやってるだけだよ」
その言葉を聞いた瞬間、思わずハッとしてしまったのでした。
夫が自分で家事をおこなうようになり、これまで家事をすべてやってくれていたさくらさんのへの感謝の気持ちが出てくるかと思いきや、「向き不向きがあって当たり前」「俺だけでできる訳ない」などという思考になっている点が非情に残念だなと思ってしまいました。最後、お母さんと妹に言われた言葉にハッと気づいたようですが、自分の発した言葉がどれだけ妻を傷つけていたのかという事実とちゃんと向き合って、心から反省して欲しいなと思いました。
まるき八郎さんの連載は、以下のブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。