タリーズコーヒーが「タリーズ ピクチャーブックアワード」という絵本コンテストを実施していることを知っていましたか? 受賞作品は絵本にして店舗で販売したり、子どもたちを集めて読み聞かせ会を開いたりしているんです。どんなコンテストで、受賞作品はどんな絵本なのか、ご紹介します!
絵本を通じて子どもたちに夢を与えたい
「子どもたちや青少年の成長を促すために、夢や目標のお手伝いをする」ことを経営理念のひとつとしているタリーズコーヒー。会社として地域や社会へなにか貢献できることはないかと考え、子どもたちに夢を与える絵本のコンテストを実施するようになりました。2003年から始まり、今回の受賞作品で15回目となります。
作品は一般公募しており、絵本部門とストーリー部門があります。受賞作品は絵本にしてタリーズコーヒーの店舗で1冊1,000円で販売しており、売上金の一部は子ども支援専門のNGO団体「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付。発展途上国の子どもたちへの教育支援に使われているそうです。
それでは、今年春に発表になった「第15回タリーズピクチャーブックアワード」の受賞作品をご紹介しましょう。
絵本部門絵本大賞:『ゾウさんのセーター』(文・絵:中村紅葉)
あるさむ~いところにゾウさんが迷いこんでしまいました。ゾウさんがブルブルふるえていると、1匹のウサギさんが近づいてきました……。「寒い冬でもみんなの優しさであったかくなる」をコンセプトに描いた、ほっこりと心温まる絵本です。
絵本部門特別賞:『オオカミくんガブリ』(文・絵:まるやまなお)
いつも悪い動物たちを追い払ってくれるパパの“ガブリ”に憧れているオオカミくんは、また歯が生えないことが悩みです。パパみたいなガブリができるようになりたいな……。コミカルなイラストタッチで、読後は「おかしくてもいいや、やってみよう」と勇気をもらえる1冊です。
ストーリー部門ストーリー賞:『オレをもっていけ』(作:ふじもりかほる 絵:うめだゆみ)
本を読んでもらうことが大好きなみっちゃん。ある日、本棚に一匹のかいじゅうが現れて、「オレをもっていけ!」とアピールします……。子どもと一緒に、絵本の中にかいじゅうに語りかけたくなるような、ワクワクするストーリーです。
キッズ部門では「子どもの絵」を募集中
そして現在は、「第16回タリーズピクチャーブックアワード」の作品を募集しているところ。先ほどご紹介した絵本だけではなく、子どもの絵を対象にしたキッズ部門もあるのです。小学生以下の子どもなら誰でも応募ができて、官製ハガキの裏にテーマに沿った絵を描いて送ればOK。優秀作品はタンブラーにしてプレゼントしてもらえます。お絵描きが好きなお子さんはぜひ応募してみてはいかがですか? コンテストの締め切りは10月31日なので、まだまだ時間はありますよ。
興味のある方は「第16回タリーズピクチャーブックアワード」のホームページを検索してみてくださいね。なお、絵本は一部取り扱いのない店舗もあるので、お近くの店舗に問い合わせてみるのがおすすめです。
女性誌・書籍・WEBなどで、女性のライフスタイルについて執筆。プライベートでは一児の母として子育ての真っ只中。ワーキングマザーとして自身の育児体験に基づいた記事を提供している。