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「特別に用意したの」いつものネイリストを指名⇒彼女が差し出してくれたものにオドロキ?

私は20代前半のころ、いつも指名するネイリストさんがいました。彼女は30代で、お姉さん的な存在。ある日、なんとなく生理の話題になると……。

生理前の症状に悩む私

いつもお願いしていたネイリストさんは年上の女性で、何でも話せる存在でした。そしてあるネイルへ行った日、ネイリストさんと生理の話題に。

 

私は生理前の腰痛や頭痛に悩まされていたのですが、当時はSNSが普及し始めたばかりで、同じことに悩んでいる人を発見するのは難しい状況。また、そこまでひどくはなかったため、婦人科を受診することもありませんでした。

 

悩みを相談してみると…

このことをネイリストさんに相談してみると、ネイリストさんは「私にもあるよ。つらいよね」と共感。「私にもあるよ」とのひと言が、仲間を見つけられたようでとてもうれしかったのを覚えています。

 

そして、ネイリストさんの友だちの中には、生理前は日中に眠気を感じる人がいることも教えてくれました。日中の眠気は女性同士であっても怠けているように見えてしまい、理解を得ることが難しい場合もあるとのことでした。

 

後日、再びお店を訪れると、ネイリストさんは「今日は特別に用意したんだよ」と温かいハーブティーを出してくれました。ネイリストさんはお母さんから「女性は体を温めたほうがいい」と言われ、温かいハーブティーをいつも飲んでいるそう。何気なく話した生理前の不調を覚えており、お茶まで用意してくれたことがとてもうれしかったです。

 

 

私が引っ越しをしたことでそのネイリストさんと会うことはなくなりましたが、今でも彼女のことを思い出しながら、温かいカモミールティーを飲むことがあります。

 

生理の症状は人によって異なるため、女性同士であっても理解を得られないこともありますが、このネイリストさんのようにやさしい女性でありたいと思った出来事でした。

 

 

 

著者:石井せつ子/30代女性・20年以上、医療事務として勤務中。バセドウ病や子宮内膜症を患い、自身のエピソードが誰かの励みになればと思い発信している。趣味は、彼と一緒にプロレス観戦!
イラスト:マメ美

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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