お弁当日の前夜、まさかの体調不良に…
翌日は娘のお弁当の日。大好きな娘のために好きなおかずの材料をスーパーで買い、家路につきました。しかしその日は体調が優れず、夜になると蓄積した疲れからか、ひどい頭痛に襲われてしまったのです。
薬を飲んで横になっていると、見かねた夫が「具合が悪いなら、もう寝なよ」と声をかけてくれました。「朝起きる時間にご飯が炊けるようにセットしないと……」と力なく返すと、「俺がやっておくから大丈夫だよ」との頼もしい言葉が。
そのやさしさに甘えて、私は先に寝ることにしたのですが……。
朝、キッチンで目にした衝撃の光景
翌朝、アラームの音で目が覚めると、幸いなことに頭痛はすっかり引いていました。お弁当は手作りを心がけているため、のんびりする時間はなく、さっそくお弁当を作りにキッチンへ向かった私。
まずは炊きたてのごはんの蒸気を逃がそうと、炊飯器に手を伸ばしたのですが……。
保温ランプがついているはずの液晶には、なんと「予約モード」の表示が点灯したままではありませんか!
嫌な予感がしてフタを開けると、そこにあったのは、たっぷりと水を吸って無残に膨らんだ生米の姿でした。設定を確認すると、予約時間が「午前6時」ではなく、「午後6時」になっていたのです。私はパニックになりながらも、急いで早炊きモードのスイッチを入れました。
お弁当はなんとか出発までに完成しましたが、私は家を出るギリギリまで作業したため、会社に着くころにはヘトヘトに。夫は「何も考えずに予約ボタンを押してしまった」と平謝りでした。
今回の一件から、夫に不慣れなことを頼む難しさを改めて痛感しました。今後は、後で自分が困ることのないよう、そして夫にも着実に覚えてもらえるよう、もう少し具体的に説明を添えてお願いしようと思います。
著者:一条 零/30代女性。2021年生まれの女の子のママ。正社員で平日勤務をしながら、ほぼワンオペで子育てに奮闘中。
イラスト:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)