消防車を呼ぶまさかの事態とは
私は次男と家で待っていたため、帰ってきた息子を車のところまで迎えに行きました。
すると、先に曽祖母が車から降りていて、後部座席に乗っている息子をおろそうと移動していました。なんと、なぜか車の鍵を息子が持っていて、車内から鍵をかけられてしまったのです!
曽祖母はスペアキーの場所がわからないとパニックになり、その後2人で息子に「ボタンを押して」、「鍵を開けて」などと声をかけましたがまったく理解していない様子。
しばらくして息子も何かおかしいと思ったようで泣き出してしまいました。エンジンの止まった車内は暑くなる一方だったので、消防署に電話しようという決断になりました。
少しするとサイレンの音がして、どんどん救急車などが近づいてくるのがわかりました。近所の人のなかにはサイレンの音を聞いて何が起きたのかと見に来る人も。
そして消防士さんが到着。救急車の他にも化学ポンプ車、消防車の総勢3台が駆けつけてくれました。結果的には後部座席の窓ガラスを割って頂くことに。そして息子は無事救出されました。息子が無事に助かって本当に良かったです。
消防署の車が3台も来てくれたため、これは何かあったはず!殺人事件でも起きたのかと野次馬が殺到していて、説明するのが大変でした。消防士さん曰く、ちょうど訓練をしていた最中だったため、そのまま全車両で駆けつけてくれたのだとか。このまま車内に長い時間息子が閉じ込められていたらと思うとゾッとします。消防士さんたちに感謝するとともに、曾祖母を含め、家族と改めて安全対策を話し合うきっかけになった出来事でした。
著者:斎藤えま/40代女性/40代の夫と2人の高校男児の4人家族。現在は専業主婦をしている40代。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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