鍋に使いやすいお魚を発見
注目したいのは以下の2つの魚です。
- 【冷蔵】真だら(甘塩味)2切 (646円・税込)
- 【冷蔵】生秋鮭切身2切 (698円・税込)※現在発売終了
10月に行われたグリーンビーンズの試食会で、どちらも寄せ鍋の具として登場しました。食べると、身が美味しい!身だけでなくスープに魚のダシをしっかりと感じられ、かなり絶品です。魚の身から出るダシってなんでこんなに安心するのでしょうね。
しかも、魚の骨がかなり少ないようにも感じられます。
魚の骨ってとるのが面倒ですよね。我が家には小学校2年生の息子がいるため、魚を食べるとなると骨を1本1本抜くことに……。
でもそんなのはとても面倒なので、「鍋には魚を入れないこと」を徹底しています(ズボラ母です、すみません)。 でもこんなに美味しくて、骨にまつわる手間もないなら、家族に食べさせてあげたいわ!
商品はそれぞれ真空パックのようになっています。聞くと、加工日からの消費期限は5日だそうです。5日って、冷蔵の魚にしてはかなり長いですよね? 原材料を確認しても酸化防止剤の記載がありません。
理由を鮮魚担当さんに伺ったところ、市場に連れて行ってもらえることになりました。
加工場に潜入! 魚の美味しさの理由は”包装”にあった
ここは千葉県千葉市にある、「千葉市地方卸売市場」です。 「さあ、新鮮なお魚を見せていただきましょう!」と思いきや。
「今日、市場は休みなんですよ」と話すグリーンビーンズさん。ん?休み?
代わりに連れて行かれたのは市場の敷地の奥にある加工場「南予ビージョイ 千葉事業所(以下、ビージョイさん)」でした。加工所?なんで? 尋ねてみると、なんと鮭と真ダラの美味しさは“包装にある”というのです。
ビージョイさんによれば、
「 “スキンパック”という特殊なフィルムを使った真空パックを採用しています。スキンパックは酸素を遮断することで、中身の鮮度を守る仕組みです。こうすることで鮮度がよいお魚をお客さまに届けることができます。
日本ではお肉のスキンパックはスーパーでも見かけるようになってきましたが、魚のスキンパックはまだめずらしいですよね。でもヨーロッパなどの海外では主流になりつつあります。」
特に関東でお魚をスキンパックをする会社は少なく、千葉県だとビージョイさんだけなのだそう。 さらに、シワなく作ることが鮮度を落とさない秘訣だとか。製造工程を見せてもらいました。
シワがない包装、が鮮度を長持ちさせる秘訣
ベルトコンベアのような機械がありました。右の方にまっさらなバリアフィルムが敷かれています。
バリアフィルムが左に流れ、1つ目の機械を通ると容器の形に変わりました。熱で変形させているようです。
人の手で鮭を容器に乗せていきます。この鮭は、腹骨をとり3枚おろしにしたもの。
鮭が乗ったバリアフィルムが左の機械を通過します。するとフィルムでパックされた鮭が出てきました!
ビージョイさんが解説してくれました。
「熱で軟化する特殊なフィルムが上に乗り、中の空気も抜いた真空状態になっています。」
「フィルムに筋が入らないことが大切です。筋が入ると、筋にドリップが流れてしまいます。ドリップは旨みなので、旨みを逃すことになりますし、臭いもでてきてしまいます。つまり筋や隙間を作らないことで、ドリップを抑制することができるわけです。
切り身の角の部分を見てください。角が立っているため、光がしっかり反射しています。角が立っている切り身は新鮮な証拠なんですよ。午前中に加工したお魚を、その日中にグリーンビーンズさんへ配送しています。」
包装で鮮度を保つからこそ、美味しさをそのまま味わえることがわかりました。
ぶりと真ダラの鍋も大人気
さらに後日、11月のグリーンビーンズさんの試食会に参加しました。 そこにはスキンパックの真ダラとブリを一緒に入れた海鮮鍋が登場していました(前回は真ダラと秋鮭)。
皆、口々に「美味しい」「身がぷりぷり」「魚のダシがよくでている」と言いながらパクパク食べていました(あまりに人気で鍋がなくなってしまい、私は食べられなかったほど!)。
スキンパックは切り身だけでなく真鯛のお刺身の柵でも使われていました。こちらは消費期限保証が3日間。年末とパーティ時に役立ちそうなので、私は購入予定です。
スキンパックの見た目は地味なため、実店舗で扱っているスーパーはあまりないそうです(実店舗は購買意欲をそそるため、見た目も重視されます)。気になる方はぜひ、グリーンビーンズをチェックしてみてくださいね。
※価格などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。また店舗により在庫の状況も異なりますのでご了承ください。