簡単な具材で作れるように
味噌汁とはいえ、包丁を握ったこともない夫には未知の領域です。そのため、最初は乾燥わかめや冷凍のほうれん草などを具材にした、簡単に作れる味噌汁のみでした。
やがてだんだん慣れてくると、豆腐やネギを切って加えるなど、少しずつ工夫を凝らして具を増やして作ってくれるようになりました。
味噌汁に見たこともない具が…!?
わが家は顆粒だしを使っていますが、うっかり切らしてしまったときにはめんつゆを代用するなど、だんだん応用が利くようになってきた夫。きちんと味見をして、目分量の私より味にこだわりがあります。
ある日のこと、夫は玉ねぎの味噌汁を作ってくれました。ちょっと煮足りないのか、シャキシャキ感が強めの玉ねぎでしたが、味はおいしかったです。
きちんと包丁でスライスできるようになったんだなあとうれしい思いでしたが、つまみあげた玉ねぎに茶色い部分が……。
「え、皮が入ってる……!?」
たくさん入っているわけではありませんでしたが、たまたま間違って入ってしまったというほど少量でもありません。
夫に聞くと、「どこまで皮を剥いたら良いのかわからなくて、ギリギリを攻めた」とのことでした。その結果、外側の茶色い皮も少し残したまま使ったようです。
見たことがない具材が入っている!?と思って驚いた私ですが、真相を聞いて思わず笑ってしまいました。
そんな夫はその後、自分が作れそうなレシピを自分で調べるようになり、ゆっくりですが料理の腕は上達しています。5歳になりグルメになった息子のアドバイスもあり、最近はチャーハンが新たなレシピに加わっています。
著者:畑野ナツミ/30代女性。2019年生まれの息子のママ。ピアノ講師として、子どもから大人まで幅広い年代のレッスンを担当。音楽関係の記事や、体験談記事の執筆を中心にライターとして活動中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)