こんにちは。日本コミュニケーション育児協会の珠里です。お友だちと一緒に遊びに行く機会も多いこの季節。ママたちから「気に入らないことがあると、お友だちを噛んでしまって……」という、ご相談を受けることが増えてきています。お友だちを噛んでしまうということが気になると、せっかくの楽しいお出かけも気が気じゃありませんよね。
どうして噛んでしまうの?
答えはかんたん!自分の気持ちをうまく伝えられないからです。そして「噛む」という手段しか知らないからです。言葉がうまく伝わらない、相手もなかなかわかってくれない、そうなると「あ~~!ガブッ」となってしまうのです。「噛む」ということが自分の気持ちを伝える最大級の手段だと思っているのですよね。
どうしたら噛まなくなるの?
だからといって、お友だちを噛んでいいわけはありませんよね。では、どうしたら噛まなくなるのでしょう?自分の気持ちを表す最大級の手段だと思っているのですから、止めさせるのは、なかなか難しいことだと思います。ですが、噛ませない方法はありますのでご安心ください!
噛ませないためにできること
お子さんが噛みたくなってしまいそうなできごとや、噛みたくなってしまった時の表情、仕草が見られたら、違う遊びに誘ってみるなど、気をそらさせるように促すのがいいでしょう。それでも落ち着かないようでしたら、そっと抱き寄せて「大丈夫だよ」「大好きだよ」という気持ちを込めて、抱きしめてあげてください。
赤ちゃんの気持ちを代弁してあげる
抱きしめたら、お子さんに「悔しかったね」「いやだったね」などと、お子さんの気持ちを代弁して“ママはあなたの気持ちを分かっているよ”ということを伝えてあげてくださいね。そうすることでお子さんは「ママは僕の(わたしの)気持ちを分かってくれているんだ!」と安心し、うれしくなります♪そして、徐々に「噛む」という手段から「言葉」で伝えるようになっていきます。
噛まないようにするポイントは「噛む前に気をそらさせ、抱きしめる!気持ちを代弁して、愛を伝える!」です。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。