スマホを渡す前に娘と約束したルール
娘にスマホを渡す前に夫と調べて、さまざまな制限をどのようにかけていくか話し合いながら設定をしていきました。使用時間は朝は6時から、夜は10時まで。アプリやSNSの年齢制限を12歳に設定するなど、あまり厳しすぎない程度に決めていきました。小学校6年生ということで、自分で考えて規制したり行動したりしてほしいと思ったからです。
さらに、スマホを使う上でのルールも決めました。パスワードを変えたら必ず報告すること、撮った写真などを勝手にSNSに投稿しないこと、投稿するときは必ず親に許可を取ること、そしてアプリを入れるときも必ず親に確認することなどを話し、絶対に守ってほしい約束事を娘自身が理解し、納得してからスマホを渡すことに。
それから、SNSの危険性とアプリの使い方に注意してほしいことも伝えました。
「他人に見られて困るようなスマホの使い方はしないでね」と話し、
・おもしろいと思って軽い気持ちでSNSに投稿すると、世界中に拡散される可能性があり、どのような使われ方をするかわからない
・アプリには課金があったり、好ましくない広告がついていたりするので注意が必要
などを説明していきました。
一つずつ理由を話していったので、長女も「わかった」と納得してくれた様子だったのですが……。
スマホを渡した翌週に…まさか!
翌週、長女が学校に行っている間にスマホの状況を確認してみると……。なんとびっくり! たくさんのアプリが入っているではありませんか。報告してこなかったことに私は怒り心頭。放課後友だちと遊ぶ際に持って行ってはダウンロードしているのだろうなと想像がつきました。
私は一つひとつどのようなアプリなのか確認していきました。その中で学校の絵がアイコンのゲームアプリを開いてみると……。まさかの、性的描写の場面や性的な質問をする文言が出てきたのです。最初は「学校をさぼるためにはどっち?」と子どもたちでも楽しそうなゲームですが、だんだんと「愛人と会うには?」「彼氏とHするには?」など過激になっていくものでした。
夫にすぐに相談すると、「アプリの年齢制限をかけているのになんで!?」とびっくりしていました。長女が帰ってきたら、怒らずに話を聞いて、今後どうするか話し合おうということに。
その後、長女に話を聞くと、やはり友だちにすすめられたものや、自分で見つけたおもしろそうなゲームアプリをダウンロードしており、後から親に言おうと思ったとのこと。
家族会議でルールを再確認!
私は約束を守ってほしいことを話し、娘と一つひとつアプリの確認をしていきました。性的描写が出てくるアプリについては、それを見てどう受け取ってどう感じているのか聞くと、長女はあまり意味はわかっていないけど使っていたとのこと。
私は「意味がわかっていないなら一緒に学んでいったり教えたりしていくよ」と話し、それ以外にも、変なアプリから広告などで良くないサイトに誘導されたり、危険なことに巻き込まれたりする可能性もあることを再度伝え、そして本人の合意のもとアプリを削除をすることに。
次からは約束を守らなければスマホを没収し、新たにルールを増やすなど規制が厳しくせざるを得ないことを伝えました。
アプリの年齢制限をかけていても、うまくすり抜けて制限対象とならずにダウンロードできてしまうアプリがあることを知り、油断できないと痛感しました。親が定期的にアプリを操作したり遊んだりして、子どもと一緒に理解を深める必要があるのだと思います。
現在は娘がスマホを触っているときにどんなことをしているのか見たり聞いたり、一緒に操作したりして、スマホの使用状況を把握できる環境を心がけています。
著者:米田のの/40代女性。2013年生まれの長女、2015年生まれの長男、年の離れた2023年生まれの次女を育てる3児の母。思春期&ドタバタな小学生たちと、かわいい末っ子に癒やされる日々を過ごしている。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)