育児本で見た「赤ちゃん筆」に興味を持った私。作ってみたいけど、一体どこで作ってもらえるの? どれくらいの毛量が必要? 知らないことだらけの状態から、赤ちゃん筆が無事できあがるまでのエピソードをご紹介します!
赤ちゃん筆ってすてき! 作りたい!
赤ちゃん筆とは胎毛筆とも呼ばれ、赤ちゃんが生まれて初めて切った髪の毛で作る筆のこと。まだ一度もハサミを入れていない赤ちゃんの髪の毛は、毛先が繊細で筆の材料にぴったりなのだそうです。
私の母は、初めて切った私の髪の毛を保存してくれているのですが、切った毛をガーゼに包んでいるだけ、という不気味なスタイル……。もっと良い保存方法はないのかと模索しているとき、育児本で赤ちゃん筆の存在を知りました。しかし、知らないことだらけなので一から調べてみることに!
夫の行きつけが赤ちゃん筆対応理容院
ネットで調べると、赤ちゃん筆に必要な髪の毛の長さは5cm以上、毛量は作りたい筆によって変わるのだそう。次に赤ちゃん筆対応のサロンを検索。意外なことに、自宅周辺にも赤ちゃん筆対応の美容院や理容院がたくさん! そのリストのなかに、夫が通っている理容院があったので、迷わずそこに決めました。
電話で問い合わせたところ、店長曰く「赤ちゃんの髪の毛の状態を実際に見てみないと作れる状態が判断できないから、一度来店してみて!」とのこと。すぐに理容院に行ってみることにしました。
初めての散髪からできあがりまで!
生後9カ月の息子、生まれて初めての理容院! 理容院の店主から「こんなにフサフサなら大丈夫!」とお墨付きを頂きました。息子は夫の膝の上に向い合せで抱っこされ、初めてハサミが入りました。
その間、私は赤ちゃん筆のカタログを見て、欲しい商品を決めました。慎重に散髪された息子の髪の毛は長さ約7cm、大人の親指くらいの太さにまとめられ、発注準備完了! 約1カ月後、すてきな赤ちゃん筆が手元に届きました。
何も知らないところからの赤ちゃん筆作成でしたが、身近な理容院が赤ちゃん筆に対応していたので、安心して任せることができました。すてきな形で息子の初めて切った髪の毛を保存することができ、とてもうれしく思います!
著者:鍜治すみの
生後6カ月と2歳、2男の母。長男妊娠時の切迫早産により、9年続けた製薬会社のMR職を退職。前職では主に産婦人科領域製剤を担当。培った知識をフルに活かし執筆活動や育児に奮闘中。