1人目の産後と異なる悪露に動揺
2人目を出産後、入院を終えて家に帰り2週間ほど経ったころのことです。悪露(おろ)が少なくなってきてそろそろ終わりそうと思った数日後、再び出血が始まりました。基本的に悪露は産後3~4週間くらい経つとほとんど止まると言われていますが、私の場合、1人目のときは産後2週間ほどで止まりました。
そのため、「1人目のときと何か違うぞ」と動揺しながらも、新生児のお世話でゆっくり考える暇もなく1カ月健診の日を迎えたのです。
1カ月健診で言われたのは
1カ月健診は、赤ちゃんの成長と発達を診てもらうだけでなく母親の健診もあります。赤ちゃんを夫に預け、診察室で先生に「悪露がまだ出ているようで……」と気になっていたことを相談しました。
そして、医師に診てもらうと……なんと先生が言ったのは「生理ですね」ということ。産後すぐに生理が再開すると思っていなかった私はびっくりして信じられませんでした。
同時に、産後は1年ほど生理痛やナプキンの心配をすることなく過ごせると思っていたのに……とショックも感じてしまいました。
0歳児のお世話と生理
1カ月健診のあと、数日後に出血が止まり、翌月の同日ごろにまた出血が始まりました。「やっぱり生理が再開したのか……」。すぐには先生の言うことを信じられませんでしたが、翌月も出血があるということは生理だと、ようやく実感した瞬間でした。
0歳児のお世話と生理が重なった時期は、睡眠が最優先だったので何度シーツを経血で汚したかわかりません。上の子のために敷いていたおねしょシーツのおかげでベッドマットを汚さずに済んだこともありました。
ただ…よかったと思ったことも
産後すぐに生理が再開したせいなのかわかりませんが、産後1カ月ほどで母乳が出なくなりました。上の子が母乳育児だったため、そのまま下の子もと思っていましたが、育児用ミルクであれば誰でもあげられるというメリットがあります。
そして夜型である夫が、上の子と一緒に私が寝たあと、赤ちゃんに育児用ミルクをあげる担当をしてくれるように。上の子の寝かしつけのあとにそのまま寝落ちしてしまうことも多かったのですが、夫が育児用ミルクをあげてくれたら、私はそのまましっかり睡眠時間を確保できます。これにはとても助かりました。生理再開を悲観していましたが、結果としてうれしい誤算でもありました。
著者:晴山夏衣/女性・主婦
イラスト:sawawa
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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