「臭すぎる！」玄関から漂う謎の異臭。掃除しても消えず…幼稚園児の娘が明かした衝撃の真相とは

 

玄関に向かうと、何とも言えない腐敗臭が……。以前、息子が犬のフンを踏んで帰ってきた経験から、まずは子どもたちの靴の裏を確認。しかし、靴からは怪しいにおいは見つからず、玄関の掃除をしても原因は判明しませんでした。

 

換気をして1時間後、再び1階に降りてみると、なおも漂う強烈なにおい。手洗いの排水溝も念入りに掃除しましたが、謎は深まるばかり。

 

その日の夕方、幼稚園から帰宅した娘が、珍しく兄のオシロイバナの花壇に水をあげ始めました。「どうしたの？」と尋ねると、「私の種も咲くように」という答え。不思議に思い「何を植えたの？」と聞くと、「イチョウの種だよ」と。

 

まさかと思い土を掘り返すと、そこにはにおいの原因となっていた銀杏の実が。幼稚園で拾ってきた銀杏を、こっそり育てようとしていたのでした。

 

小さな夢を大切にしたい気持ちと、家族への配慮のバランスを考えた末、近所の園芸店でスイートピーの種を購入。「これ、とってもきれいな花が咲くんだよ」と娘に提案すると、うれしそうに交換してくれました。

 

玄関のにおいは消え、今では娘とスイートピーの成長を楽しみに水やりをしています。子どもたちの予想外の行動に戸惑うことはありますが、その純粋な心に触れると、新しい発見と学びがあるものですね。

 

子育ては驚きの連続です。時には困惑することもありますが、その行動の裏にある純粋な思いに気付けたとき、私たち親も子どもと共に成長できるのだと実感します。大切なのは、その思いを受け止めながら、よりよい方向へ導くバランス感覚なのかもしれません。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者：前田かおり／30代女性・パート

イラスト／山口がたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年11月）