女の子の名前ランキング【2022年~2024年】
シンプルでカジュアルな名前が増加傾向にある昨今、女の子の名前ランキングにも漢字1文字からなる名前「一文字ネーム」が増えています。
2024年には上位10の名前のうち、半分の5つが一文字ネームで、そのうち4つは上位5位以内に入っていました。
3年連続でランクインしている一文字ネームは「凛」「紬」の2つ。
「凛」は2018年以降、女の子の名前ランキングの3位以内をキープし続ける大人気の名前です。人気は衰えることなく、2023年・2024年は連続1位という結果でした。
一方「紬」は、2019年にTOP10入りし、2020年には2位、2021年には1位になりました。一度はその人気に落ち着きを見せたものの、根強くランランキング上位に入っています。
「凛」と「紬」は、どちらも古風な雰囲気を持つレトロネームです。近年では、オリジナリティや今どきの響きを持つ名前よりも、シンプルでクラシックな美しさを持つ名前の人気が高まっているようです。
殿堂入りした名前は?
2022年から2024年の3年間、女の子に名付けられた名前を見てみると、一文字ネームのトレンドを抑えて「陽葵」が1位にランクインしました。主なよみは「ひまり」や「ひなた」。やわらかさやあたたかみのある響きは、かわいいイメージを持つでしょう。
また、5位の「翠」は人気急上昇の名前です。2021年に55位だった順位は、2022年に19位へと大きくランクアップし、2024年にはついに3位になりました。「翠」はパパやママ世代には「みどり」のよみで名付けられることが多かった名前ですが、近年では主なよみは「すい」でした。クラシックな漢字に対し、今どきの2音のよみという組み合わせが、新しさを感じるのかもしれません。
3年間のデータから、女の子の名付けに関するさまざまな傾向が見えてきました。これから女の子の名付けを考えている親御さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
photo:@__ohia.babyさん(ベビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2022年1月1日〜2024年12月31日
回答件数:360,557件(男の子:182,682件/女の子:177,875件)