サッカーからのピアノレッスン
それは、息子がサッカーも習っていたため、サッカーの練習が終わった直後にピアノ教室に行かなければならない日が何度かあったのです。もちろん、ピアノ教室に失礼がないよう、サッカーが終わった後は急いで着替え、清潔な服装でレッスンを受けさせていました。お風呂に入る時間までは取れませんでしたが、少なくとも汗を感じさせないように心がけていました。
しかし、ある日のことです。私がうっかり息子の着替えを持参するのを忘れてしまい、サッカーが終わったそのままの姿でピアノ教室に向かうことになってしまったのです。ちょうどピアノの発表会やコンクールが近く、振替レッスンができない状況だったので、どうしても行くしかありませんでした。
やっぱり臭い…!
レッスンが始まると、やはり気になったのは汗のにおい。そして、特に強烈だったのが足のにおいでした。私も気になるほどの臭さだったので、先生も同じだったのでしょう。レッスンが始まってすぐに、「足だけ洗ってこようか!」とやさしく声をかけてくださいました。私は本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
足のにおいは少し落ち着いたものの、部屋にはまだ汗のにおいが残っていました。先生は途中から防音室の窓を開けて、換気を始めました。帰り際に、私は先生に「本当にご迷惑をおかけしました」と謝罪しました。しかし先生は笑顔で、「うちの子どもたちも男の子3人で、スポーツをしていたから、こんなのは全然平気よ」とおっしゃってくださり、明るく受け止めてくださいました。
靴下だけでも替えを持ち歩くように
それから10年がたちますが、息子は今でもそのピアノ教室に通い続けています。スポーツをした後、特に代謝の良い子どもたちは、汗のにおいが気になることも。だからこそ、誰かの家にお邪魔するときには着替えを持参することの大切さを実感しました。
それ以来、私は靴下だけは常にカバンに入れておくようにしています。最悪の場合でも、靴下を履き替えるだけで少しは状況を改善できると感じています。
まとめ
何よりも、そんな小さな出来事にも寛大に対応してくださるピアノの先生に、心から感謝しています。長いお付き合いを気持ちよく続けられているのは、先生のおかげだと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐野ひろ子/30代女性・パート
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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