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「誰かと話したい」自分の話ばかりで話を聞かない夫。専業主婦が見つけたストレス解消法が意外な展開に

38歳で2人目を妊娠、専業主婦として1人目の子育てをしながら生活する中、私は話し相手がいないことに寂しさを感じていました。仕事から帰宅した夫との会話はいつも夫の職場のことばかり。私の日中に起こった出来事なんて、聞いているのかいないのかといった様子でした。日々積もっていく「誰かと話したい!」という思い。妊娠中に私が見つけたストレス解消法についてお話しします。

 

毎日同じことの繰り返し

長女がまだ1歳にならないころ、2人目を妊娠しました。そのころの暮らしは、出勤の早い夫を見送った後、日中は掃除洗濯などの家事、長女の世話に明け暮れ夜を迎えるという流れ。長女が昼寝している間は自分時間として使い、テレビの情報番組や録画したドラマ、スマホでSNSの投稿を見ながらゆっくり過ごすのが唯一の楽しみでした。

 

しかし、妊娠中の体の変化に対応しながら育児をすることは時につらく、そういった悩みや愚痴を聞いてほしいと思いながら日々夫の帰りを待つようになっていました。そんな私の思いとは裏腹に、仕事から帰宅した夫は開口一番に職場での話をするのです。晩酌が進めばなおのこと、夫の職場の誰がああ言ったこう言ったなんて話ばかりで、私の話を聞くような雰囲気にはなりません。

 

ちょうど当時はコロナ禍だったこともあり1日中ほぼ家の中で過ごし、子育て中で誰かと直接会話をする機会が少ない環境。夫が聞いてくれない日常の他愛ない話、妊娠子育ての悩みや夫に対する愚痴を、身内でもなく友人でもない「夫以外の男性と話してみたい」と思うことが多くなっていきました。

 

知らない誰かとつながりたい

誰でもいいわけではないけれど同じような環境にいて、自分のことを知らない人なら身構えずになんでも話せそう……。でもそんな都合のいい相手がいるだろうか、そう思いながらネットで検索してみると「チャットアプリ」でいろいろな人と会話ができることを知りました。無料で使えるものもあり、匿名で参加できることからすぐ使ってみることに。

 

私が使ったチャットアプリは他の人たちの会話を見ることができ、内容を見ると既婚者の利用が多いことに驚きました。中でも多く見られたのは「夫婦間のレス」についての話で、男性側が相談しているパターンだけでなく、女性側が相談しているパターンも。中には「毎日の家事育児に疲れています。少しだけ話しませんか?」といった私と同じような境遇の女性のスレッドもあり、誰かとつながりたいと思うことは特別なことではないのだと感じました。

 

そして、チャットでの他人の会話を見ているうちに、私も「話してみたい」と思い、スレッドを立ててみたところすぐに反応が。しかし、話してみると出会い目的の男性や、エッチな話がしたいだけの男性もいて、ある程度は楽しく話せるものの、会話が長く続くものではありませんでした。

 

 

話し相手との出会いで変わった日常

とはいえ、私は夫と寝室が別なのをいいことに、子どもを寝かしつけてからチャットアプリを開くことが毎晩の日課になっていました。自分が話さなくても、他の人の会話を見るだけでも刺激があって楽しかったのです。

 

そんな中、奥さんが妊娠中だという男性が私のスレッドに参加してきました。私より年下ですが同世代の男性。初めての妊娠で奥さんの体調の気になることや、妊娠中の気持ちの浮き沈みについての対応など、男性からの相談に私が答えるといった形で会話が始まりました。その男性とは話しやすく会話も弾み、お互いの日々のちょっとした話から趣味の話までするように……。

 

女性はおしゃべりすることがストレス解消の手段と言いますが、自分の妊娠出産のつらい経験や現状を話し、聞いてもらうことで気持ちが晴れていく気がしました。また、夫への不満や愚痴も、知らない相手だから話せたのでしょう。母でありながらもひとりの女性として生きたい、繰り返す同じ日常の中で葛藤しながら過ごしていた私が、40代を目前にSNSで出会った男性によってその生活が変化しました。

 

チャットアプリで出会ったその男性とは、現在も子どものことやそれぞれの家庭での悩みを相談する仲です。恋愛を目的に出会ったわけではありませんが、夫が話し相手になってくれない不満がきっかけで出会ったということもあり、夫には「昔からの友人」だと説明しています。

 

まとめ

日々の暮らしの中で、つらいことや寂しくて不安に襲われること、家族がいるのになぜか孤独感を感じることもあった専業主婦の私。そんなストレスや寂しさが解消されるのであれば、SNSを利用して誰かとつながるのも悪くはないと実感しました。ただし、私のようにストレスが解消され、日常を健全に送ることができるようになるならば、です。SNS上には怪しい人も多く、危険な誘いもあるので、利用するとき時は冷静に判断することが重要だと思いました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:吉井 マリー/40代・ライター。人生ずっとおもしろおかしく生きていきたい! 2020年、2022年生まれのおてんば娘たちの子育てに日々奮闘しながら、加齢に伴うさまざまな悩みとも闘っている。

イラスト/きびのあやとら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

 

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