誰も味方がいなかった新婚生活
親戚一同が祝福して迎えてくれると思っていたのに、現実は違いました。「今日から嫁なんだからお客様にお茶を入れて」と指図される生活が始まったのです。「こんなこともできないの?」「こんなことも知らないの?」と上から目線の言葉に、1日もたたないうちにホームシックになりました。あんなにやさしくしてくれた義母はまるで別人のよう。夫も自分の家だからとくつろいでいて、私の理解者は誰もいませんでした。
実家には迷惑をかけたくなくて、幸せなふりを続けました。でも、つらい日々の中で恐怖症が悪化し、過呼吸の症状が出るほど精神的にまいってしまいました。当時の職場の上司が気づいてくれたおかげで、何とか別居することができました。
本当に苦しかった別居生活
小さな子どももいたので生活は大変で、別居しても体調や精神状態はなかなか回復しませんでした。本当に苦しかったです。
この状況がしばらく続きましたが、子育てが少しずつラクになるにつれ、そして、私自身も年を重ねるにつれ、ゆっくりですが状況を受け入れられるようになってきました。
結婚は忍耐
今でも、夫から八つ当たりや暴言を受けることもあります。それでも、いつかきっと自由になれる日が来ると信じて、子どもたちの幸せを願いながら毎日を過ごしています。結婚とは忍耐だと感じることもあります。でも、このままでは終わりたくないという気持ちが、私の原動力です。
夫婦は他人……育った環境も違えば、考え方や価値観も違います。女性が仕事をしっかりできることは、自信につながると思います。私自身、パートでしか働いていなかったことが、余計に苦しさや不安を増幅させていたように感じます。
まとめ
もし可能なら、結婚しても独身時代の仕事を続けていくことも大切なのかもしれません。ある程度の収入を得られることは、本当に大切だと感じています。現実は厳しいですが、前を向いて生きていこうと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤ゆり子/50代女性・パート/span>
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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