2人のおばあちゃんと暮らす
結婚前、夫と家族構成の話をしていたときのこと。夫は「俺の実家はおばあちゃんも一緒に住んでいるんだよね」と言いました。珍しいことではないため、「へぇ、そうなんだ」と返事をしたところ、夫は続けて「おばあちゃん、2人いるんだよね」とのこと。
最初は父方の祖母と母方の祖母がいるのかと思ったのですが、「そうではない」そう。詳しく話を聞くと、母方の祖母と、その祖母の姉がひとつ屋根の下で暮らしているというのです。
祖母の姉は結婚しておらず、祖母が「一緒に暮らしたい」と言ったところ、夫である祖父も快諾。祖父は40代後半の若さで亡くなり、その後は夫、祖母、祖母の姉、両親、弟で一緒に暮らしていたようです。
顔もそっくりなおばあちゃん姉妹
それから私と夫は結婚が決まり、義実家へあいさつへ行くことに。聞いてはいたものの、おばあちゃんが2人並んでいるという光景にはなかなか慣れませんでした。
しかも、どちらのおばあちゃんも和服で顔もそっくり。義実家では、祖母のことは「おばあちゃん」、祖母の姉のことは「きーちゃん」と呼んでいるとのことで、私もならってそのように呼ぶことにしたのでした。
今はどちらも亡くなってしまいましたが、90歳くらいまで生きてくれたおばあちゃん姉妹。2人は子どものころからおばあちゃんになってもとても仲が良く、長生きした秘訣は「姉妹でずっと一緒に暮らし続けていたからかもしれない」と、私は思ったのでした。
著者:新谷けご/40代女性・2013年生まれの娘、2015年生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
イラスト:ののぱ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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