まさかの到着直後に…
旅行の幸先はいいとは言えず、飛行機が2時間ほど遅延し、行きから空港で待つことになりました。このとき、気持ちが妙に落ち込み、なぜか無性にイライラ。今思えば、おそらくPMS(月経前症候群)だったのかもしれませんが、そのときは気づいていませんでした。飛行機に乗れたかと思えば、今度はおなかが痛くなり、楽しみにしていた機内食にはあまり手をつけられず……。
そしてやっとグアムに着きトイレに行くと……。パンツに経血が。
生理は旅行が終わった1週間後だったはず。予定よりも早い生理に驚きましたが、きてしまったものは仕方がありません。「せっかくなのに生理がきちゃった……ごめんね」と彼に言うと、彼が「体調大丈夫? 無理せずに過ごそう」とやさしく言ってくれたのが救いでした。
予定になかった大型スーパーへ
荷物には念のためナプキンを入れていましたが、薄い物しか持ってきていませんでした。そのため、グアムに着いて早々、まずは当初まったく予定していなかった現地の大型スーパーに行って、ナプキンと生理用ショーツを必死に探すことに。
入った大型スーパーは店内がとにかく広く、生理用品コーナーをなかなか見つけることができません。私はつたない英語で店員に聞くことに……。慣れない英語に四苦八苦しながら、その間も経血漏れをしないか心配で、変な歩き方になっていたと思います。
そしてまさか、自分への最初のお土産が現地のナプキンと生理用ショーツになるとは。悲しいやら複雑な気持ちになっていると、彼が「見つかってよかったね! そんなに落ち込まないで。ほかに楽しいプランを考えよう!」と言ってくれました。
楽しみにしていたけれど…次々と断念
それからは急きょ予定を大幅に変更! ホエールウォッチングをするはずでしたが、長時間船の上にいるのは心もとなく、心から楽しめる気がしなかったので、参加を断念。一番楽しみにしていたダイビングもあきらめることに。
数カ月前から予約していた2人で一緒にエステをするコースはキャンセル料がかかってしまうとのことで彼だけエステを受けることになりました。
結局、グアムで海には入れませんでしたが、バーベキューをしたり、地元のスーパーに行ったりして思いのほか楽しい時間を過ごせたと思っています。
まさかのハプニングに、生理予定日が先でも、絶対にその通りというわけではないということを実感し、生理周期の前後は準備を怠らないようにしようと思った私でした。
ただ、このハプニングのおかげで、彼との結婚を考えるよいきっかけに。どんなことが起こっても前向きに考え、その現状から楽しい方向へ導いてくれる彼のことがさらに好きになったのです。
著者:伊東理恵子/30代女性・2018年生まれの娘と夫との3人暮らし。育休や仕事復帰を経て、10年以上、商社の営業事務に従事。子育てジャンルの記事をはじめ、美容にも関心が高く、美容記事も執筆中。
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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