こんにちは、今日3月9日は「サン(3)キュー(9)」という語呂から、ありがとうの日と言われています。まだお話しができない赤ちゃんにも「ありがとう」の気持ちを伝えたくなる絵本をご紹介します。
お空からママを見つけるお話
主人公の天使の赤ちゃんである「ぼく」はママを探す旅をしています。途中でくまの親子や、ゴリラの親子、ぶたの親子、ふくろうの親子に出会います。ぼくは動物たちのママと赤ちゃんがうらやましくてしょうがありません。ある満月の日、空からママを見つけてお腹の中へと入っていって……。
作者は難産を経験したママ
この絵本がデビュー作となるにしもとようさんは、難産だった息子の誕生がきっかけとなりつくったそう。リアルとファンタジーが交差する物語を「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」などで有名な黒井健さんの絵がやさしく包み込んでいます。言葉も絵もママからやさしく抱っこされているようなあたたかさ溢れる絵本です。
ママも子どももみんな大好き!
レビューを見ると、アマゾンで4.7、楽天ブックスで4.71、絵本ナビで4.81(2016年3月8日時点)といずれも高評価。「何度読み返してもジーンとくる」「いつも怒ってばかりの自分のために読みました」「子どもたちも自分が言われている感じがするのかお気に入り!」と、ママだけでなく子どもにも人気なことがわかります。
子どもにもありがとう
読んだママたちが感じる「生まれてきてくれてありがとう」って言いたくなる気持ち。その気持ちを思い出すだけで、おもちゃで散らかった部屋も、時間がかかる寝かしつけも少しはラクになれるのではないでしょうか。たまにはママから子どもに「ありがとう」を伝えてみてくださいね。そう言われてよろこばない子どもはいないはずです。
絵本を読むことは、子どもにとってはママとのコミュニケーションでもあります。あなたもお気に入りの1冊を見つけてみてくださいね。(TEXT:サトウヨシコ)