急におなかに異変が…!?
楽しかった修学旅行も終わりに近づき、空港へ向かうバスの中でのことでした。高速道路を順調に走っていたのですが、しばらくすると、急におなかに異変を感じ始めたのです。旅の疲れか、それとも連日のごちそうがたたったのか、はっきりとした原因はわかりませんでしたが、とにかくトイレに行きたくてたまらなくなりました。
顔色が悪くなり、口数も減っていく私を心配して、隣の友だちが「大丈夫? 酔ったの?」と声をかけてくれました。でも、恥ずかしさで本当のことが言えず、「うん、大丈夫」と強がってしまいました。しかし、その我慢は長くは続きませんでした。数分後には、もう限界がきて「ごめん、ちょっとおなかが痛い……」と、やっとのことで友だちに伝えました。
人生で最も長く感じた時間
驚いた友だちはすぐに先生に知らせてくれ、私は前の席に移らせてもらいました。ところが、次のサービスエリアまでは、なんとまだ20分もかかるというのです。その20分間は、私の人生で最も長く、そして最もつらい時間でした。
波のように押し寄せる痛みに何度も「もうダメだ」と心の中で叫び、冷や汗が滝のように流れました。まるで、時間だけが異様にゆっくりと流れているような感覚でした。
尊厳を失わずに済むのか、それすらもわからなくなるほどの苦しみでしたが、どうにかこうにかサービスエリアに到着するまで耐え抜くことができました。あのときの安堵感は、言葉では言い表せません。本当に、二度と経験したくない壮絶な体験でした。
娘には同じ苦しみを味わわせたくない
この出来事以来、バスや電車に乗ると、あのときの苦しみがよみがえることがあります。ただの腹痛と思う方もいるかもしれませんが、同じ経験をしたことがある人なら、あのときの私のつらさがどれほどだったか、きっとわかってくれるはずです。
今では小学生の娘がいて、もうすぐ修学旅行へ行く予定です。あの苦しみを娘には味わわせたくありません。だから、下痢止め薬を持たせるだけでなく、「少しでもおなかが痛くなったら、すぐに先生に言いなさい」と、私の体験談を交えながら何度も言い聞かせています。
まとめ
あのときの経験があったからこそ、娘には安心して心から旅行を楽しんでほしいと、そう願っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:池田未来/30代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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