子連れで6時間のバス移動…雪国の義実家へ
義理の実家に5歳の娘と4歳の息子を連れて帰省した年末年始の出来事です。雪が降る場所なので、私はずっと行くのを渋っていました。
わが家には冬用タイヤがないので、帰省するには高速バスに乗らなければなりません。しかし子どもたちはまだ小さいので、6時間ものバス移動をじっとしていられるはずはありません。
それでも義母が強引に帰省を希望し、夫も乗り気なので、私はしぶしぶ行くことにしました。
やっとの思いで到着!幻のお年玉を夢見て
年末の帰省ラッシュで道は渋滞、バスも満員でヘトヘトに。それでも子どもたちは、義両親からお年玉をもらえることへの期待に胸を膨らませていました。
春や夏に会いに行っていたものの、年末年始に顔を合わせることがなかったからか、これまで一度もお年玉をくれたことはない義両親。
私自身も、孫がやっとの思いで義実家へ帰省し、お正月に顔を見せたのだから、今年はきっとお年玉をもらえるだろうと考えてしまったのです。
お年玉をもらえないまま時が過ぎ…
年が明け、のんびりごはんを食べていましたが、お年玉をもらえる気配はありません。
子どもたちが「お母さん、お年玉もらえないのかな?」と聞いてきたので、「あとでかな?」と答えた私。しかし、義母がお年玉をくれる気配はないまま、時間は過ぎていきました。
そして帰り際、息子が直接「お年玉……」とつぶやくと、義母の返答は「小学生になったらね」というものでした。
それから数年が経ち、娘も息子も小学校高学年になりましたが、義両親からお年玉をもらったことはありません。
この経験から、私は、お年玉をもらえるのは当たり前なのではなく、あくまでも善意によるものだと考えを改めました。そのため、私からは夫や義両親に、お年玉については聞いていません。幸い子どもたちは、私の両親や他の親戚からのお年玉で満足しています。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)