同居して知った“義家族の常識”とは?
同居して迎えた冬のある日、義姉が車のバンパーを雪壁にぶつけてしまい、修理することになりました。その修理費の一部を夫が負担することに。また、義両親が飼っているペットに持病があり、手術費用や通院費がすべて長男である夫の財布から出ていたことを後になって知りました。亡くなるまでの通院費は義弟も一部負担していたそうですが、月々20万円と高額で、夫だけでなく私も支払うことに。もちろん心配ではありましたが、正直、やり切れない気持ちにもなりました。
「なぜこんなにお金が出ていくのだろう」と疑問に思っていたある日、義母が「保険なんて入らなくていい。事故を起こさなければいいだけ」と話しているのを耳にしました。どうやら月々の支出を抑えるため、車やペットの保険には加入していなかったことがわかり……。
そんな義母の背中を見て育った子どもたち(義姉や義弟)も、すでに成人しているにもかかわらず、自動車保険はもちろん生命保険にも未加入。決して裕福とは言えない家庭なのに、リスク管理ができていないことに驚きました。
今回の一連の出来事で、わが家はやはり保険に入っておくべきだと痛感しました。嫁という立場上、義実家には強く言いづらい面もありますが、子どもたちには保険の大切さをしっかり伝えていきたいですし、夫にも「巻き込まれる=私や子どもたちも巻き込まれる」ということを理解してほしいと思います。義実家の件は、多くの気づきを与えてくれた“反面教師”のような出来事でした。
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「万が一」は突然やってくるもの。保険に入るのもひとつの方法ですが、入らない場合は、いざというときに困らないよう貯蓄をして備えておきたいですね。
著者:高橋あゆみ/30代 女性・会社員。3歳の娘を育てる母。義両親と同居中。趣味はドラマ鑑賞。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)