温泉旅行で受けた義母からの嫁いびり
午前中に旅館に到着し、お茶を飲んで休憩したあとのことでした。義母が「赤ちゃんのお世話があるから、あなたは旅館に残ってなさい。私たちは観光してくるから」と言い放ち、義両親と義妹夫婦はそろって出かけてしまったのです。私自身も久しぶりの観光を楽しみにしていたので、あからさまなのけ者扱いに戸惑ってしまいました。
さらに夕食の時間、またしても思いがけないことが起こります。
「赤ちゃんの泣き声がすると、他のお客様に迷惑がかかるから」という理由で、私と息子だけ、宿泊している自分たちの部屋で食事をとるように言い渡されたのです。
ほかの家族は大広間で楽しそうに食べているのに、私一人だけが意図的に締め出されてしまったようで、息子は一緒だったものの、とても寂しい気持ちで食事をしました。
食後、部屋で落ち込んでいると、仕事を終えた夫がちょうど到着しました。夫は、「大広間に行ったら、母さんが『嫁ちゃんのために部屋食に変更してあげたの。嫁ちゃんも、〇〇(息子の名前)が泣いたときその方が気楽でいいって言ってたから』って聞いたんだけど……」と言うのです。義母は、私が自分から希望したかのようにうそをついていたのです。
私はその言葉を聞いて、張り詰めていた糸が切れたように涙がこぼれ、夫に本当のことを打ち明けました。
息子と2人きりでの部屋食なんてまったく希望していないこと、とても寂しいと思ったこと。そして、日中も私と息子だけが旅館に置き去りにされたことも、すべて話しました。
夫は「気を遣ってくれているんだと思っていた……」と驚き、事の重大さと義母の意地悪さをようやく理解してくれたようです。
そして翌朝。義母が「昨日はお部屋でゆっくりできた? 今日の朝食も、お部屋に運んでもらったほうが気がラクでしょ?」と、またしても“やさしい姑”のふりをして、私だけをのけ者にしようとしました。
私が言葉に詰まっていると、隣にいた夫がすかさず口を開いたのです。
「母さん、それ配慮でもなんでもないだろ。昨日俺に『本人が希望した』ってうそまでついて、ただ仲間外れにしてるだけじゃないか。せっかくの家族旅行でこんな嫌がらせみたいなことするなら、俺たち今すぐ帰るからな」
義母は思いがけない反撃に焦ったのか、「えっ……やだ、違うわよ。私はただ、赤ちゃん連れで疲れてるだろうからゆっくりさせてあげたいなって。本当に良かれと思って……」と白々しい言い訳を並べました。
それでも夫が「うそをついてまで一人にするのが、良かれと思ってのことなわけないだろ」と冷たく突き放すと、義母はついにバツが悪そうに黙り込んでしまいました。
結局、その日の朝食はバイキング会場で一緒に食べたものの、テーブルには少し気まずい空気が流れたのは言うまでもありません。それでも、夫が真実を知り、しっかり味方になってくれたことで、私の中のモヤモヤはすっと晴れていきました。
この一件以来、義実家とは適度な距離を置くようになり、今後、お泊まりの旅行には行くつもりはありません。せっかくの旅行で悲しい思いもしましたが、いざというときに夫が私の言葉を信じ、一番の味方になって守ってくれるとわかったので、今は以前よりずっと安心して過ごせています。
著者:矢島かな/30代女性/1歳男児の母。医療事務のパート勤務。義実家とは適度な距離を保っている
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
※AI生成画像を使用しています